コンディションの良さと相手なりの性質。◎リフレーミングはオープンに入ってもしっかりと上位争いに加われるイメージが描ける。また、この福島芝2000mという舞台設定もいいのではないか。
　血統に触れると母父がバトルプラン(エンパイアメーカー産駒)、祖母の父がタバスコキャット、３代母の父がエーピーインディという米国のパワー血統。決め手を要求される東京などでも結果を残しているが、初めて中山に使った前走でひと押しが利いたように、むしろ小回り向きの本質があるのでは。実際にこの福島でも1戦1勝。過去の話とはいえ、馬場が荒れた内めから最速上がりで抜け出し、高い適性を示している。また、前走こそ2200mで結果を出したが、1800〜2000mが最適だ。1週前の日曜に栗東坂路で53秒6、直前は同51秒5―12秒1と週2本速い時計を出しているように状態面も充実。道中でためをつくりたいが、内すぎるのも微妙と感じていただけに、枠も7番といいところを引けた。
　小倉大賞典(2着)でも本命にした○ロングランが順当に本線。近2戦で1、2着と結果を残している丹内Jが出来に太鼓判。低迷期と違って、フットワークのばらつきがなくなり、推進力が増している。▲プラチナトレジャーも好条件。持続力勝負になる小回り2000mが得意で、54キロで戦える点も大きい。