◎ピエタンツァ

　前走の◎ピエタンツァは出遅れたうえ、他馬と接触して集団の最後尾からの運び。４角でも前とはまだかなりの差はあったが、残り１Ｆからギアが上がると、強烈な伸びを見せて猛追。敗れたとはいえ、ゴールを過ぎてからもまだ勢いはおさまらずに上位馬に迫っており、素質の片りんは十分に見えた。
　前走は初の実戦ということで、キャリアの浅さがモロに出てしまったが、経験を積んで臨む今回は前進が見込める。距離延長の２２００ｍなら追走も楽になるだろう。パフォーマンスアップは間違いない。

【調教分析】
　中２週でのレースで在厩調整。レース６日後の５／３０から乗り出され、坂路２本の追い切りを消化。今週は４Ｆ55.4-40.4-26.3-12.9（強め）の時計をマークした。全体時計、上がりともにそれほど目立たないが、今週の坂路は雨で重たいコンディションになり、追い日の水曜でも４Ｆ５０秒台が２頭のみという状況だった。間隔が詰まっていることや、重たい馬場を考慮すればこれで十分。上積みを見込んでいい。