ハヤテノフクノスケ。
　初めて買う馬。
　ウインバリアシオン産駒の、牡馬。
　良駒だと思う。
　
　菊花賞まで駒を進めた姿を見て、次走でと思い待っていた。詰めの甘さに「ウインバリアシオンらしさ」が出ているが、末脚は堅実。思ったより機動力もあり、外から自分で動く差し競馬もできる。２勝クラスにはすでに好走実績あり。ここは格好をつけてきそうだ。

　”菊花賞からの復帰戦組みとなる馬には、その後はさっぱりな馬もいて難しいが、２勝クラスで結果を出している馬。ここは格好をつけてもらいたい。”

　エビデンス・過去の似ている事例としては、菊花賞からの復帰戦で、渥美特別（２勝クラス）で２着になったノースザワールドのイメージ。

　鞍上は、岩田望騎手。
　強気に攻める騎手ではないが、この馬とはわりと手が合っていると思う。中団から自力で押し上げていく競馬をしてもらいたい。後方待機のままでは切れ負けすると思う。その形は避けたい。馬の力を信じて、途中でしっかり動きたい。

＜本島修司の競馬分析ワード＞

【馬単位】：2008年に本島が発案した概念。一般的な「このレース、どの馬が来るか」ではなく「この馬、どのレースなら来るか」という見方に切り替えること。馬１頭と真摯に向き合うための概念。

【良駒】：その種牡馬の「産駒らしさ」が濃く出ている馬。『信頼性』が見込め、『ポテンシャルの高さ』を測る目安のひとつにもなる。

【エビデンス】：本来は「根拠」という意味の言葉だが、似ているパターンや、似ている状況で「必然の好走が出来た過去の事例がある」という意味で使用している。