冬開催中山ダート1200mにベストな調教内容は追い切り本数が標準以上の調教タイプに該当するか、最終追い切りが坂路馬場で4F目最速ラップを踏むこと。これに次ぐ、ベターな調教内容は1週前追い切り、最終追いとも併せ馬を先着すること。2023年12月2日の3歳上1勝Cは最終追いが美浦坂路で4F目11.9秒の最速ラップを踏んだ単勝117.5倍(15番人気)の1着でした。
　◎クロジシジョーは最終追い切りが栗東坂路で4F目12.3秒の最速ラップを踏みました。今年1月に中山ダート1200mのOP、ジャニュアリーSを同じ4F目最速ラップで勝利しており、すでにこの調教適性で結果を出したことがあります。そして、前走は室町S2着でしたが、昨年も同じレースに出走して56キロで走破時計は1分12秒8。今年は58キロ背負って1分10秒8でしたから、時計だけでも単純に2秒速くなっています。斤量を換算すれば、もっと走ることができたということですし、前走の馬体重458キロはパワーアップしたものだと考えています。よって、馬体が絞れている必要はないと思いますし、最終追いを安定したフォームで走ることができていたのはそういった部分も影響しているはず。カペラSは2022年に8着惨敗でしたが、あの頃とは違います。
　○ガビーズシスターは調教タイプが標準併用。最終追い切りは美浦坂路で4F目12.1秒の最速ラップを踏んで坂路のダブル最速に該当しました。1週前追い切りは美Wで古馬2勝Cに先着、最終追いは同じ相手を追走して先着。調教内容は文句ありません。
　▲ジレトールは最終追い切りが栗東坂路。2F目以降が12.7秒、11.9秒、12.3秒と速いラップを刻みました。3F目以降は松永幹夫厩舎のVSOP(非常に優良な追い切りパターン)に該当。レース間隔はあいていますが、しっかり動くことができていると思います。
　△インユアパレスは最終追い切りが栗東坂路。4F目11.9秒の最速ラップを踏んで、坂路のダブル最速にも該当。2F24.2秒という数字に勢いを感じますし、初めての中山に不安はあるものの、そこを打破できるだけの決定力はあると思います。
　あとは坂路のダブル最速で冬開催中山ダート1200mにベストな最終追いに該当した7。トラックのダブル最速で冬開催中山ダート1200mにベストな調教タイプに該当した8,13。冬開催中山ダート1200mにベストな調教タイプに該当した1,10。冬開催中山ダート1200mにベストな最終追いに該当した14。