【見解】
現状のマイル路線の力関係は春にG１を連勝したソングラインが筆頭もその力差は紙一重の状況。
今回はそのソングラインが出走していないため、更に混戦模様に拍車がかかっている。
重要視したいのは絶対的な能力差が小さいだけにここに向けてどれだけ上積みが見込めるステップを踏んでいるかという点になる。
そういった観点から◎は１ソウルラッシュに進呈したい。
これまでマイルG１では結果を残せていないものの、昨年のマイルCSも今年の安田記念も位置取りが後ろ過ぎた上に、決して得意ではない瞬発力勝負となってしまったことが大きい。
今年は若干、降雨の影響がありそうな馬場である程度、上がりを要しそうな点は好材料であり、本来の好位からの立ち回りには絶好となる最内枠も手にしている。
少し間隔をとったローテーションのほうが好走確率が上がるだけに５９ｋｇの斤量だった京王杯AHをステップレースとして選択したことも吉と出そう。
鞍上も土曜の出世レース東京スポーツ２歳Sでシュトラウスでしっかりと折り合いをつけて勝利に導いたモレイラ騎手という点も大きな魅力となる。
好位内目で脚を溜め、直線でバラける京都外回りコースならば一気に抜け出せる。
相手本線はこの路線の上位安定勢力である９シュネルマイスター、見た目のイメージはあまり良くなかったものの、上がり時計の比較ではシュネルマイスターにヒケを取らないながらも人気急落様相の５ジャスティンカフェ、春は不利に泣いたものの、スムーズならば互角の力があることを前走で証明した１６ナミュールの３頭。
ヒモ候補としてぶっつけ本番のローテーションでも地力上位明白な１１セリフォス、末脚の威力は上位と比較してもヒケを取らない１２レッドモンレーヴ、距離２走目で前進が見込める８ソーヴァリアント、究極の穴馬として控える競馬も可能で◎の後を追走できるような形が取れれば展開的にも激走の可能性を秘める現状最低人気の２ビーアストニッシドを選択したい。