◎カヨウネンカ

時計の掛かる馬場でこそのカヨウネンカが前走苦手条件を克服していよいよ本格化し、ここ2戦決して得意とはいえないコースや馬場で馬柱を汚してからの絶好舞台かつ牝馬限定戦に出走してくれるので当然勝負レース。

好走条件は3走前に稍重福島で前が止まらない馬場でも外から差し切った内容や上り35秒台の紫苑ステークスの内容からも上りの掛かるレースであるのは間違いなく、狙える条件にきたと考えてよいです。

その紫苑ステークスは秀逸で、相手には秋華賞馬、阪神JF勝ち馬、阪神牝馬S馬、そしてエリザベス女王杯2着馬などがいる中で、直線で内に進路を取り坂の手前で詰まってしまい再度外に出してからは見違える伸びをしたレースっぷりは非常に強い。

また、この馬は休み明けで0-0-0-3であり、5戦目以降の成績や休み明け叩いての成績がよいことからも使ってなんぼのタイプ。

そして元々勝ち時計に限界ありましたが、前走三木特別では完全に本格化を予感させるレース内容。その三木特別は、1800m戦で過去3年でも5番目に速い1分44秒8という非常に速い勝ち時計の中で、元々のカヨウネンカであれば全く手も脚もでないという馬場でありましたが、逃げ馬が中々止まらない高速馬場えも大外から上り最速で差し込んで2着と苦手な高速馬場と瞬発力勝負を共に克服したといえます。

上記を考慮しても今回も叩き続けて5戦目の得意ローテに加えて、元々得意な上りも時計も掛かる差し馬場、前走で見せた高速馬場への適性から本格化を感じさせる充実ぶり、そして牝馬限定戦とあれば楽しみな一戦です。

対抗以下は、小回り巧者、3歳馬、渋った馬場が得意な河童さんを並べております。