阪神10R キタサンブラックC

◎6 スズハローム
〇9 アステロイドベルト
▲5 テーオーダヴィンチ

【先行負荷大・差し負荷大】（消耗戦ゾーン）

　ウォータールグランのテンのスピードが抜けており、イティネラートルも早々に諦めるカタチになりそう。縦長馬群推移想定の中で、ペース以上に先行負荷が大きくなることはないだろうが、土曜は上がりが出る高速馬場故にポジションを取る優位性が薄れてた馬場コンディション。阪神芝1400 mらしいイン追走で雪崩れ込むイメージでは無く、追走負荷を抑える立ち回りから決め手の高さを発揮して差し込める馬を評価したい。

【評価馬】

　追走負荷を抑える立ち回りから決め手の高さを発揮して差し込める馬
→テーオーダヴィンチ、スズハローム、アステロイドベルト

【軽視馬】

　決め脚性能の高さで差し込むタイプではない馬
→ジョウショーホープ

◎6 スズハローム

　負ける時は説明が付かない程負けるムラっぽい馬ではあるが、決め脚性能の高さにおいては3勝Cは通過点レベル。6走前（3着）や5走前タイランドC（1着）では、阪神芝1400 mをこなすだけのスピードを示している上に、3走前（1着）や2走前清水S（3着）では、京都芝でキレ負けしない上がり性能を示しているので、条件的に上がりが求められるコンディションの阪神芝1400 mは良いと言える。追走負荷を抑える立ち回りなら文句ナシの鮫島駿J騎乗で内枠を引いたので、順行競馬で勝ち切るチャンスも十分だろう。

〇9 アステロイドベルト

　戦績が示す通り終い特化の上がり3F型。距離感があっても決め脚性能の高さで前との差を一気に埋められるタイプであるため、上がり性能が問われる条件なら警戒しておきたい存在。不用意にウォータールグランを追いかけて脱落しそうな馬を拾うカタチでの上位争い進出が見込める。

▲5 テーオーダヴィンチ

　前走戎橋S（2着）はこれ以上無い立ち回りで上積みこそ薄いものの、追走負荷を抑える立ち回りからレイべリングを上回る決め手を発揮した点は評価できる。引き続き内枠を引いて、同様に追走負荷を抑える立ち回りから末脚を伸ばす競馬が見込める。