向正面、最後の直線が長く、後方からの競馬になっても徐々にポジションを上げやすく、マクる競馬も可能。ゆえに早めから動けるスタミナに注目だが、普段の競馬の距離設定の多様さからスタミナに関しては中央馬に利がありそう。
2コーナーの終わりからのスタートで、最初のコーナーまでの距離が長く枠順による有利不利は少ない。ただ、中央とは違う砂の深さゆえに極端な追い込みは決まりづらいため、脚質、とくにスタートの巧拙、持続力に注目したい。
基本的に先行有利のレースで、2年前の大井で行われたJBCクラシックもコパノリッキーの逃げ切り勝ちだった。今回も先行馬に注目だが、カギを握るのが馬場状態。今年は雨が多くて馬場状態と枠順・脚質は要チェック。
レースの1週前もしくは2週前の段階でCWコースで追い切ることがひとつの好走パターンになっている。よって、10月26日に福永祐一騎手が跨って、CWで併せ先着は高く評価したい内容。また休み明けでも調教量は十分に足りている。
前走後は一旦放牧に出て、10月20日に栗東へ帰厩。よって、帰厩最初の追い切りが1週前追い切りとなった。前方に同厩舎の馬を見て、最後まで追いつけなかったが、最後まで余力残し。この馬らしい無理をしない動きといった感じ。
昨年は日本テレビ盃からのローテーションだったので、軽めの1週前追い切りだったが、今年は帝王賞以来の休み明け。その分、CWコースで6Fからしっかり時計を出した。数字は地味でも動きは力強く、休み明けという印象はない。
下級条件なら逃げ・先行馬が有利だが、速い流れになる重賞では差しが決まりやすい。しかし、直線一気はなかなか決まらず、向こう正面から仕掛けて長くいい脚が使えるタイプが狙い目。枠の有利不利はあまりない。
最初のコーナーまでの距離が500mもあるため、枠の有利不利があまりない。交流重賞の場合は先行力を問われるケースが多く、道中で10番手以下にいるようだと絶望的。ダッシュ力があり、番手に付けられる馬を狙いたい。
交流G1も多く組まれる条件なので人気馬同士の決着になりやすく、差し馬が優勢。スタートから最初のコーナーまで500mもあるため、内枠の馬が包まれやすい一方、好位を取りやすい外枠の馬の方が有利にレースを進められる。