03/28(土) 阪神 芝1800 3歳オープン (国際)(特指)別定
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◎ 2番 アルジャンナ○ 8番 サトノインプレッサ▲ 6番 ストーンリッジ☆ 5番 ダノンアレー△ 9番 トウケイタンホイザ
【坂の上の勝利】アルジャンナのポテンシャルに、今一度スポットライトをあててみたい。父はディープインパクト、母はGI・スピナウェイSなど北米5勝という良血。2歳9月の阪神で新馬勝ちを決めたが、腰は細く体は薄っぺら。見るからに幼い造りでも、上り33秒6という脚が使えた。 続く東京スポーツ杯も、まだ筋っぽく筋肉量が足りない。成長半ばというコンディションだったが、1000m通過・58秒8というよどみのないミドルペースを踏み、ラスト3F・33秒6をマーク。勝ち馬には5馬身と離されたものの、1分45秒3という自身の走破タイムは、イスラボニータが保持していた、1分45秒9というコースレコードを0秒6上回っていた。 きさらぎ賞は前半1000mが1分2秒0の緩ペース。最速の上りは使ったものの、直線フラットコースの京都は前が止まらない。先行勢の流れ込みを許してしまったが、外回り・坂コースの阪神1800mなら、力勝負の差し比べに持ち込める。 週末は雨模様、逆転があれば重巧者サトノインプレッサ。母サプレザは重賞7勝(うちGIは3勝)。こちらは10月の京都・芝1600m(重馬場)、1分36秒8で新馬勝ちを決めた。 前走のこぶし賞も、似たような道悪。スタートで立ち遅れたが、小頭数だけに前との距離もはかりやすい。あわてず騒がず後方で脚をタメ、レースの上りを0秒8上回る力強い末脚を駆使。二戦続けて上り2F・11秒台の連続ラップを叩き出した。終いの伸び脚をみると1F延長なら大丈夫。 割って入ればストーンリッジ。兄はカミノタサハラ(弥生賞)、マウントシャスタ(毎日杯2着)、ベルキャニオン(共同通信杯2着)など、オープン馬が多数名を連ねるクラシック血統。きさらぎ賞は無欲の先行策が功を奏したが、上り3Fはすべて11秒台を計測しており、現時点でも操縦性は高い。 ダノンアレーは重馬場のつばき賞2着に踏ん張り、アルメリア賞の稍重・1分48秒9も、記録面としてもまずまず。馬体や血統は地味ながら、トウケイタンホイザは相手に食らいついていこうとする勝負根性がある。
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【坂の上の勝利】アルジャンナのポテンシャルに、今一度スポットライトをあててみたい。父はディープインパクト、母はGI・スピナウェイSなど北米5勝という良血。2歳9月の阪神で新馬勝ちを決めたが、腰は細く体は薄っぺら。見るからに幼い造りでも、上り33秒6という脚が使えた。
続く東京スポーツ杯も、まだ筋っぽく筋肉量が足りない。成長半ばというコンディションだったが、1000m通過・58秒8というよどみのないミドルペースを踏み、ラスト3F・33秒6をマーク。勝ち馬には5馬身と離されたものの、1分45秒3という自身の走破タイムは、イスラボニータが保持していた、1分45秒9というコースレコードを0秒6上回っていた。
きさらぎ賞は前半1000mが1分2秒0の緩ペース。最速の上りは使ったものの、直線フラットコースの京都は前が止まらない。先行勢の流れ込みを許してしまったが、外回り・坂コースの阪神1800mなら、力勝負の差し比べに持ち込める。
週末は雨模様、逆転があれば重巧者サトノインプレッサ。母サプレザは重賞7勝(うちGIは3勝)。こちらは10月の京都・芝1600m(重馬場)、1分36秒8で新馬勝ちを決めた。
前走のこぶし賞も、似たような道悪。スタートで立ち遅れたが、小頭数だけに前との距離もはかりやすい。あわてず騒がず後方で脚をタメ、レースの上りを0秒8上回る力強い末脚を駆使。二戦続けて上り2F・11秒台の連続ラップを叩き出した。終いの伸び脚をみると1F延長なら大丈夫。
割って入ればストーンリッジ。兄はカミノタサハラ(弥生賞)、マウントシャスタ(毎日杯2着)、ベルキャニオン(共同通信杯2着)など、オープン馬が多数名を連ねるクラシック血統。きさらぎ賞は無欲の先行策が功を奏したが、上り3Fはすべて11秒台を計測しており、現時点でも操縦性は高い。
ダノンアレーは重馬場のつばき賞2着に踏ん張り、アルメリア賞の稍重・1分48秒9も、記録面としてもまずまず。馬体や血統は地味ながら、トウケイタンホイザは相手に食らいついていこうとする勝負根性がある。