09/15(日) 阪神 芝1800 3歳オープン (国際)牝(指定)馬齢
券種・買い方 | 組み合わせ・点数・購入金額 |
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馬単(1着流しマルチ) 的中 |
1着 | 4 相手| 5, 6, 8, 10, 11, 12 12通り 各300円 |
3連単(1着2着流しマルチ) 的中 |
1着 | 4 2着 | 8 相手| 5, 6, 10, 11, 12 30通り 各100円 |
3連単(1着2着流しマルチ) |
1着 | 4 2着 | 10 相手| 5, 6, 8, 11, 12 30通り 各100円 |
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【温めてきた】2歳女王ダノンファンタジーが、メンテナンス完了。心身ともに磨きをかけ、3歳秋シーズンを迎える。
チューリップ賞を楽勝し、桜花賞は断然の1番人気。だが、数字は2キロ増でも四肢の出が硬く、気性も尖り気味。ちょっとの出遅れ、しかし断然の1番人気。失速の怖さは承知で早めに動かしていったが、調子ひと息で体力が続かなかった。
オークスは反転攻勢、これが本来求めていたダノンファンタジーの造りだろうと、パドックでシミジミ。だが2400mは、奇策を用い、工夫を凝らしたとしても、どう乗っても長い。正々堂々勝負に出ての5着に、2000mまでなら、いつでも重い印を打とうと考えを温めてきた。
ひと夏を充電にあて、まずは坂路から。CWは5F中心だった馬が、秋は6Fから追い出していける。敏感な反応は相変わらずだが、最悪だった桜花賞時よりは重心が低く、コントロールは効いている。阪神9Fはワンターン。前半少し折り合いに苦労はするだろうが、ゆったりを心掛けコーナーを回り、1Fごとに加速していけばいいし、阪神JF然り。それが自分の競馬のリズムでもある。
対抗一番手はウィクトーリア。母は秋華賞馬、兄ブライトエンブレム(父ネオユニヴァース)は札幌2歳S勝ち、アストラエンブレム(父ダイワメジャー)はエプソムC2着。ヴィクトワールピサ産駒の本馬も、昨夏7月・函館デビュー。開催最終週に芝1800mを、従来の記録を1秒3も塗りかえる1分48秒3で新馬を圧倒。一昔前より確実に速くなっているが、時計の出にくい洋芝で、上り3Fのラップは11秒7-11秒6-11秒6(34秒9)。GI級のエンジンを搭載しているのが読み取れた。
だが、この一族はフレームが華奢。レコ勝ちの反動もあったのだろう。馬体が細くなり腰が尖り、札幌2歳S、赤松賞と凡走が続いたが、2月の中山9Fで造り直しを完了。10キロ増のぶんトモ回りが充実。パドックの周回もドッシリ感が増し、1000m通過は60秒9のマイペースに持ち込み、ラスト3Fは12秒0-11秒2-11秒4でフィニッシュ。余力残しで1分47秒9をマークした。
続くフローラSは、前半1000m通過は1分0秒6のスローで展開。しかしラスト3Fのレースラップは11秒7-11秒0-11秒5(34秒2)と超高速。1分59秒5という走破タイムは、過去十年で最速タイのHレベルで決着をみた。しかしフローラSでは末脚温存策がはまったが、乱ペースのオークスは、自分で動いて勝てるほど体力はない。0秒5差の4着に終わったものの、血統図で述べたように秋にひと化け系。栗東CWで丹念に乗り込み、こちらもワンターンの阪神9F使用に決め手を磨き込んできた。
割って入ればシゲルピンクダイヤ。チューリップ賞2着から、馬体を458キロに増やし桜花賞2着突入。あのハードローテでは、さすがにオークスはオツリがなかった。しかし背中も四肢も長め、ダイワメジャー産駒では異色の、たぶん9Fがベストの黒鹿毛。本番よりはここ勝負。馬体細化を懸念した春と違って、ばしばしとコース追いをかけられた。
少し不器用だが、フローラS2着のシャドウディーヴァも、阪神なら岩田Jのイン強襲がハマるか。走るたび立ち位置がわかってきたが、ビーチサンバも才能が枯渇したワケではない。モアナアネラ、スイープセレリタスは、血統という予測を超えた爆発材料がある。