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　過去10年すべての年で6番人気以下の馬が馬券に絡んでおり、10番人気以下の馬が絡んだのが10回中7回。それほど極端なハンデ差がつくわけでもないのだが、結果的には荒れやすいレースだ。しかも今年は前走でオープンに出走していた馬が3頭のみ。しかもうち1頭は準オープンからの格上挑戦。実質的に準オープン、オープン特別と考えると、かなりの馬に好走チャンスがある。

　もうひとつこのレースの特徴が、若い馬が強いわけでもないということ。4,5,6歳馬の複勝率(過去10年)がほぼ同水準で、良い馬ほど早くに引退しやすい牝馬の重賞としては珍しい。今年から4歳の降級がなくなって4歳馬のグループとしての成績は下がるはずなので、むしろ5,6歳馬に目を向けたい。

　◎はクィーンズベスト。相手なりに走るタイプで、多頭数混戦には向いていそう。準オープンを勝ってきた馬が53,54キロを背負うのに対し、2着2回と3着1回があって52キロはおいしくもある。