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マイルCS

11/17(日) 京都 芝1600 3歳上オープン (国際)(指定)定量

netkeiba編集部の予想

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※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋のマイル王決定戦。かつてはスピード馬のための数少ない目標で、堅いレースの代表格とされた時期もあった。しかし、近年は香港国際競争を含めて秋のGI路線が多様化したため、数ある目標レースの内の一つという位置づけにとどまる。力関係が不明瞭なまま本番を迎えて人気が割れることもしばしばで、1番人気馬の信頼性は低下している。

1.高齢馬は苦戦

 過去10年、4歳馬は[3-6-4-23]で複勝率36.1%、5歳馬が[3-3-3-49]で複勝率15.5%なのに対し、6歳馬は[1-1-1-30]の複勝率9.1%で7歳馬は複勝率0%。5歳以下の馬が中心になると見て良さそう。しかし、3歳馬はここ2年連続で優勝しているとはいえ、[2-0-2-31]で複勝率11.4%。中距離では2kgある古馬との斤量差がマイルでは1kgになるため、他レースに比べるとやや勢いは落ちる。

2.リピーターが多い

 GIにしてはリピーターが多いレース。過去10年をみても、サプレザダノンシャークフィエロイスラボニータ、そしてペルシアンナイトの5頭が複数年3着以内に入っている。京都コースは、3コーナーにある坂、急角度で回る4コーナーとトリッキーな面もあり、他場と趣向を異にしている。京都巧者が幅を利かせやすく、距離実績よりは京都実績を重視したい。

3.東京での実績はアテにしにくい

 過去10年中9年で、同年の安田記念で4着以下に敗れた馬が1頭以上馬券に絡む結果となっている。対して、昨年の安田記念をワンツーしたモズアスコットアエロリットは本レースで12・13着、17年安田記念を制したサトノアラジンは本レースで3年連続馬券圏外になるなど、安田記念を好走した馬が本レースでは苦戦するケースも多い。マイルGIという形式は同じでも、コースが違えば好走馬も変わる。上に書いたように京都コースはトリッキーな面があるので、東京巧者が京都でも順当に能力を発揮できるとは限らない。



 アルアインはこれまで東京コースで3戦しいずれも馬券外。前走天皇賞・秋の惨敗は大外枠が響いたことが大きな要因としてあるが、そもそも東京コースがあまり合っていなかったという見方もできる。対して京都コースは、昨年の本レースで3着するなど適性を見せている。ここで見直す余地は十分にあるだろう。

 ダノンプレミアム天皇賞・秋で2着。不完全燃焼に終わった安田記念からきっちり巻き返してきた。マイラーズCを完勝しているように京都コースも問題なく、ここでも最有力の一頭だ。ダノンキングリー毎日王冠で古馬を一蹴。2000m以下がベストなのは間違いなく、ここでも条件に不足はないように思えるが、京都コースでどうかという未知数な面は残る。

 データ上は劣勢な7歳馬だが、グァンチャーレは穴馬として魅力。今年の安田記念の負け方、そして過去の京都実績からしてここで浮上してくる余地は少なからずありそう。時計は掛かって欲しい。以下、マイルどうかも京都で負け無しのダイアトニック、2年連続馬券圏内のペルシアンナイト、京都変わりプラスのクリノガウディー

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