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皐月賞

04/14(日) 中山 芝2000 サラ3歳オープン (国際)(指定)牡57キロ牝55キロ

netkeiba編集部の予想

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※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 荒れる皐月賞が続いている。最近3年間の勝ち馬の単勝人気は、古い方から順に8、9、7。また、1番人気はここ4年間連対を外している。近年の皐月賞は、クラシック中で屈指の波乱レースとなっている。

 有力馬が使い分けされる傾向が強まり、直接対決の機会がないまま本番を迎えることが多くなった。また、前哨戦の2000m戦はスローになりやすいので「スピードを要求される芝2000m」は、実質的に皐月賞が初めてになる。「荒れる皐月賞」の原因は、このあたりに求められそうだ。

1.スピードレースの経験が必要

 過去10年間の皐月賞馬で、前走で2000m以上の距離を使われていた馬は1頭のみ。最近は1800mのレースから距離延長で臨んだ馬が8連勝中だ。近年の皐月賞は、良馬場ならば1分58秒前後の決着になる。スローペースの芝2000mを戦ってきた馬は流れに乗り損ねる危険がある。

2.凡走からの巻き返しは難しい

 過去10年間の勝ち馬のうち8頭は前走で1着で、残りの2頭は前走で2着していた。また、2着馬についても10頭中8頭までが前走で連対していた(例外2頭はいずれも4着)。凡走からの巻き返しは難しく、前走で連対していることが勝利の最低条件になる。

3.差し一辺倒だと厳しい

 2018年は1番人気ワグネリアン、2番人気ステルヴィオともに後方から脚を伸ばしたが届かず7、4着に敗れた。2017年2番人気6着スワーヴリチャード、2015年1番人気6着サトノクラウンなど、最近の皐月賞で人気馬が凡走するケースは大半が「差して届かず」というパターンだ。前哨戦ではある程度の位置からの競馬をしていることが望ましい。


 アドマイヤマーズ朝日杯FSを2馬身差で完勝。共同通信杯は2着に敗れたが、勝ち馬より重い57kgを背負ってのもので、逃げる形のレースを強いられたのも不本意だった。どこからでも動けるレース巧者で勝負根性も抜群。中山芝2000mは脚質的にぴったりで、この馬を負かすのは容易ではないだろう。

 サートゥルナーリアホープフルSの勝ち馬。これまでレース中にステッキを入れられることなしに3連勝だから、潜在能力は計り知れない。ダノンキングリー共同通信杯で上がり3F32.9秒をマークしたキレ味が武器。今回は小回りに変わるので、好位の競馬ができるかが鍵になる。

 ファンタジストは10kg増と余裕残しだったスプリングSを2着。控える競馬が形になって2000m克服に自信を深めた。以下、毎日杯の勝ち馬でハナを切ればしぶといランスオブプラーナ、スピードと器用さが武器でいつも人気以上に走るエメラルファイト弥生賞では荒れた内を通っての4着でまだ見限れないニシノデイジー

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