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ダービー卿CT

03/30(土) 中山 芝1600 サラ4歳上オープン (国際)[指定]ハンデ

netkeiba編集部の予想

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※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 安田記念を決勝とするならば、マイラーズCと京王杯スプリングCが準決勝で、ダービー卿チャレンジトロフィーはいわば準々決勝に当たる。本番にはまだ間があるGIII戦ながら、ダイワメジャーショウワモダンモーリスのように、ここでマイル王への足がかりを築いた馬をしばしば輩出している。マイルGIへの登竜門と位置づけられるレース。

1.格は関係ない

 過去10年間で、前走が重賞だった馬が3勝、前走オープン特別が3勝、準オープンが4勝。連対率で言うと、それぞれ9.8%、9.5、42.9%となって、分母が小さいぶん前走準オープン組の良績が際立つ([4-2-1-7])。また、前走でGI、GIIを使われていた馬は[0-3-4-21]と不振。

2.勝つのはキャリアが浅い馬

 過去10年で4歳馬が3勝、5歳馬が6勝。2着もこの両世代で6頭を占める。2018年は6歳のグレーターロンドンが1番人気で5着と、6歳以上のベテランはなかなか勝ち負けになっていない。勢いが重要なハンデ戦ということもあり、キャリアの浅い4、5歳馬を狙うのがセオリー

3.大型馬のパワーが活きる

 2018年は522kgのヒーズインラブと544kgのキャンベルジュニアがワンツーして、3着も520kgのストーミーシーだった。2017年は1着ロジチャリスが560kg、2着キャンベルジュニアが536kg、3着グランシルクが506kg。キレ味よりもパワーが求められる傾向が強く、馬体重の大きな馬がレースを進めやすい。

 フィアーノロマーノは前走準オープン勝ちの5歳馬で、近2走の馬体重は540kgオーバー。中山マイルにも勝ち鞍があって、おそらくこの条件はドンピシャのはずだ。大型馬ながらポン使いの利くタイプで、主戦の川田将雅騎手を配して臨むここは勝負の一戦だろう。ここまでまだ10戦とキャリアが浅く、今後の躍進が期待される一頭。

 プリモシーンターコイズSを8着に敗れたが、スムーズさを欠く場面があって0.3秒差なら悪くない。本来の末脚を発揮できれば牡馬相手でも十分戦えるはずだ。ドーヴァーはここに来て2連勝。脚をためる競馬が板について能力を安定して出せるようになった。過去に中山マイルで4勝を挙げるコース巧者で、この舞台なら重賞でも見劣らない。

 ヒーズインラブは昨年の当レース勝ちを含めて、当コースで3勝と関西馬ながらここを稼ぎどころにしている。近走はあと一歩足りないレースが続いているが、中山替わりで前進が期待できる。以下、金鯱賞凡走もスピードが活かせるマイル戦なら一変があり得るギベオン、本来の末脚を活かす競馬で巻き返したいカツジ、苦手の右回りでも進境が見られるダイワキャグニー

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