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【構想ばっちり】ウインイクシードが粘り込む。館山特別は1000m通過が1分0秒6のミドル。直線入り口、馬群が外に膨れ、ぽっかり空いた馬群の真ん中を突けたのはラッキーだったが、後続とは3馬身半。しっかりとしたレース構築ができていた。中山9Fの仕掛けは、松岡はお手のモノ。

　当面の目標はケルフロイデ。新馬・きんもくせい特別を連勝し、京成杯・2分1秒6の2着歴もある好素材。体調整備に時間は要したものの、500キロの造りで冨里特別は1分47秒6。スローの上り勝負とはいえ、ラスト4Fは11秒8-11秒5-11秒5-11秒8。休み明けの反動がデリケートだが、記録の精度は本命を上回っている。

　単穴はロードプレミアムのひと差し。元来不器用な馬ではあるが、館山特別で一番不利を被り、ロスが多かったのが同馬。手応えがあっただけに、三浦も次回こそはという思いもあるだろう。

　次いでエフティスパークルの変わり身。中山は2勝、6歳だが、まだ推進力は失っていない。坂コースにかわるが、マイネルズイーガー、リリックドラマの逃げ残りも押さえておきたい。