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京成杯

01/14(月) 中山 芝2000 サラ3歳オープン (国際)(特指)別定

netkeiba編集部の予想

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※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞。暮れの開催で同コースのホープフルSが重賞として行われるようになったので、その影響が注目されたが、「トップクラスには少し足りない馬たちのチャレンジレース」という意味合いでは、以前とまったく変わりがない。2010年にはのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したこともあるが、基本的にはクラシックに繋がりにくいレースと考えたほうがいい。

1.スタミナを要するレース

 この時期の3歳馬にとって、中山芝2000mはタフな条件である。勝ち時計が2分2秒台になることも珍しくない。2013年にはのちに長距離重賞を勝ちまくるフェイムゲームがここを7番人気で制している。2016年の勝ち馬プロフェットは萩Sの凡走で人気を落としていたが、洋芝の札幌で重賞2着と、すでにスタミナを示していた。

2.キャリアが必要

 過去10年の連対馬のなかで、前走で初勝利を上げたばかりだったという馬は3頭いるが、それらはいずれも未勝利勝ちで、新馬戦からの臨戦、つまり1戦1勝馬の連対例は皆無である。2017年はサーベラージュが新馬戦圧勝を評価されて2番人気に支持されたが14着に大敗。2018年も同様に、新馬戦圧勝のデルタバローズが3番人気で13着。

3.前走凡走馬の巻き返しは困難

 過去10年の連対馬20頭のうち、前走で掲示板を外していた馬は1頭のみ。着差で言うと、前走で0.6秒以上負けていた馬が連対したケースはない。すでに重賞・オープンを使って壁に当たった馬よりは、勢いのある馬を尊重すべきレース。

 シークレットランは前走の葉牡丹賞を2歳コースレコードで快勝。馬場差があったとはいえ、同開催のホープフルSより2秒速いタイムだった。差す競馬をマスターして、持てる能力をフルに発揮できるようになった印象だ。デビュー戦から前走まで、使われながら24kgも馬体重を増やしているように、タフな成長力もクラシックを戦っていく上で武器になる。未勝利勝ちが稍重馬場だったことを思えば、時計を要しているいまの中山の馬場も不安材料にはならない。

 ランフォザローゼスはその葉牡丹賞で2着に敗れたが、抜け出すときにスムーズさを欠いた部分があった。レースセンスの高さを武器に逆転機を窺う。カイザースクルーン葉牡丹賞5着。出負けして強引に先行するロスの多い競馬で、先行勢としては唯一掲示板を確保したのだから立派だ。芙蓉S3着の実績もあり、14kg増を叩かれた上積みも見込める。

 リーガルメインは近親にキズナを持つ血統馬で、父はこのレースに強いハービンジャー。レースセンスが高く、強敵相手でも楽しみな一戦だ。ダノンラスターは東京スポーツ杯2歳Sで5着。若さが残っており、小回り中山への対応が鍵になる。以下、野路菊Sの勝ち馬カテドラル、ハイレベルだった新馬戦を競り勝った勝負根性が光るラストドラフト

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