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天皇賞(秋)

10/27(日) 東京 芝2000 3歳上オープン (国際)(指定)定量

netkeiba編集部の予想

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※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 古馬中距離GI戦線の幕開けを飾る一戦。今年はアーモンドアイを始めGI馬10頭が揃い踏みし、例年以上の豪華メンバーとなった。スタートしてすぐコーナーが来るトリッキーな面こそあれ、東京芝2000mは高い総合力が問われごまかしの利きにくいコースであり、頂上決戦の舞台としては申し分ないと言えるだろう。

1.先行して押し切るのは困難

 昨年ジャパンCを逃げて2着したキセキは、その前走天皇賞・秋でも逃げていたが3着止まりだった。逃げる競馬を身上に香港Cなどを勝っていたエイシンヒカリも、この天皇賞・秋は15年と16年に出走して9着と12着。更に、先行したジェンティルドンナジャスタウェイ(13年)、スピルバーグ(14年)と、当時は格下だった差し馬に2年続けて差し切りを許したのもこのレース。

2.距離短縮馬に注目

 過去10年中8年で距離短縮馬が連対している。中緩みのあるスローペースになった16年のような例外はあるが、基本的に天皇賞・秋は直線で上がりが掛かり持続力が要求されるレースになりがちで、2000mより長い距離のレースを経てきた馬のスタミナが活きやすくなる。今年はアエロリットの出走により要求される持続力のウェイトが高くなると見て、距離延長馬よりは距離短縮馬を上に取りたい。

3.スピードも高いレベルで要求される

 過去5年で馬券になった延べ15頭中11頭には、以前に2000mより短い距離の重賞で勝利経験があった。上に書いたように持続力は高いレベルで要求されるが、近年は馬場の高速化もあり2000mより短い距離でも好走できるほどのスピードも同時に要求される。

 スワーヴリチャードは中距離馬だが、一気の距離短縮となった昨年の安田記念で3着したようにハイレベルなスピードのポテンシャルも同時に持ち合わせている。昨年の本レースはちぐはぐな競馬になって敗れてしまったが、それ以外東京では大崩れしていないようにこの舞台代わりはプラス。今回は馬券妙味もあり、絶好の狙い目だろう。

 アーモンドアイはこのメンバーに入っても頭一つ抜けている印象。安田記念は不運としか言いようがなく、むしろタイム差なしのところまで追い上げてこれたのは一流馬の証。ここでもまず大崩れはないだろう。サートゥルナーリアは展開が向くかどうか次第。秘めたポテンシャルは高くとも、ここまでメンバーが揃ったレースで総合力が試されたとき経験の浅さが出る可能性はある。

 アルアインは小回りの大阪杯を制したように、ディープインパクト産駒にしては持続力があるタイプ。今回アエロリットの存在はプラスで、極端な上がり勝負でなければ食い込む余地はある。以下、末脚上位で展開向きそうなユーキャンスマイル、内枠なら面白いワグネリアン、東京2000mはベスト条件のランフォザローゼス

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