コメント

【ヴィクトリアマイルの1分31秒9】ミッキークイーンは、昨年の秋は重目残りを覚悟の造りしかできない状態にあったのだろう。シーズン緒戦のエリザベス女王杯は442キロで3着。ひと叩きしてデキは上向いたとはいえ、さすがに有馬記念は5着善戦止まり。しかし今春は、CWで8F追いをビシビシ。

　昨年の阪神牝馬Sもテッポウ2着しているが、一連の調教過程の内容とタイムは、前年を遥かに上回る。高い能力で2000m以上の重賞にも対応してきたが、マイルは〔1300〕。ヴィクトリアマイル・1分31秒9は、安田記念と同等以上のHレベルな数字だった。

　同い歳の5歳馬クイーンズリングも、府中牝馬Sをステップにエリザベス女王杯でGI馬へと昇格。ただ、調教の数字は問題ないが、海外遠征明け。

　思わぬポカが発生するようなら、アドマイヤリード、ジュールポレールが一角崩し。両者ともに、こちらがイメージする以上に、今急速に進化しているし、実際前回の上がりにジャンプアップが顕著。結局GIには手が届かないまま7歳春を迎えたが、デニムアンドルビーの実績を連下にリスぺクト。トーセンビクトリーも遅まきながら本格化。