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　日曜のNHKマイルCは大混戦の様相を呈しているが、本来は最重要視しなければならないトライアルのニュージーランドTが、雨の影響もあったとはいえ内容的には凡戦だったことで、別路線組の人気を押し上げているとも言える。ただ、その凡戦の中でもキラリと光った馬はいた。賞金不足で本番への出走は叶わなかったが、プリンシパルSに出走してきたスズカメジャーだ。良馬場でこそのタイプだけに馬場が応え、なおかつレースも直線向いてヨーイドンの前残りでは出番がなかったのも仕方ないが、4角シンガリから大外を回り、坂を上がってからグイっと伸びて2着とはコンマ2秒差。能力はしっかりと示していた。良馬場で東京へのコース替わり、新馬勝ちの距離にも不安はなく、◎に不足はない。

　相手は、これまた東京で見直したいダイワキャグニー、決め手比べなら互角以上のチャロネグロだが、割って入ればロードアルバータだ。前走は逃げる形となったが、本来の末脚を生かす競馬ができれば、この相手でも遜色はない。以下は、エトルディーニュ、ヘリファルテ、レッドローゼスまで押さえる。