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　◎ノボバカラは｢アドマイヤオーラ×フレンチデピュティ｣という組み合わせ。父アドマイヤオーラは現役時代に弥生賞(G2)など3つの重賞を制した芝馬で、ブエナビスタ(年度代表馬)、ジョワドヴィーヴル(最優秀2歳牝馬)などきょうだい6頭が重賞ウィナーとなった超良血馬。しかし、意外なことに種牡馬としてはダートで実績を残している。代表産駒のクロスクリーガーは兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)、レパードS(G3)を制した。それに次ぐ存在である本馬は、3歳時にユニコーンS(G3)でノンコノユメの2着となった実績がある。

　もともとの能力はきわめて高く、昨年11月の福島民友C(OP)でも3着となっているように、今回昇級戦といっても形だけのもの。2代母の父デイジュールは90年代の欧州最強スプリンターで、1400mへの距離短縮成功はこの血の影響もあったのだろう。このメンバーに入っても力は見劣らず、控える競馬もできるので外枠は不利にならない。