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阪神大賞典

03/18(日) 阪神 芝3000 サラ4歳上オープン (国際)(指定)別定

丹下日出夫の予想

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【中でも菊】オルフェーヴルで断然だ。有馬記念は、出遅れに加え、歴史的スロー。道中はどうなることかとハラハラもしたが、地力で3コーナーから動いて、歴戦の古馬を圧倒。平均以上で流れていたら、3馬身4馬身と突き抜けていた、かもしれない。なんて、オルフェーヴルの全戦績の中でも、飛び抜けているのが菊花賞。レコードに0秒1と迫る、3分2秒8という全体時計も優秀だが、前半1000mの入りは、菊とすれば平均ペースの60秒6。1000から2000mにかけての通過ラップは62秒1(通常の菊は、ここで64秒前後にガクンとスローダウンする)。2000から3000mにかけては60秒2。レースのバランスとしても申し分ない。しかも、上がり3Fのレースラップは11秒5―11秒6―12秒0。最後の1Fは明らかに手綱を抑えていたが、普通に追っていれば、ソングオブウインドの記録を0秒3近くは塗り替えていただろうし、ソングの菊のレコードはそもそも、前半1000m・58秒7という乱ペースのアシストがあった。菊の瞬発力と持久力は、競馬史上類を見ない好記録。有馬記念における、古馬圧倒の下地はすでに整っていた。敵は油断だけ。ストップ・ザ・オルフェーヴルを掲げるのは、昨年春の天皇賞馬ヒルノダムール凱旋門賞以降、このコラムでも何度か「首差しあたりがモサモサしている」と記したが、余分な肉が削ぎ落され、本来のしなやかなシルエットが前面に出てきた。調教過程を見ると、前回遅れをとっていた調教パートナーに(かなり調教駈けする馬)、先週今週と楽々先着。これなら、叩き合いにもっていける。実力通りなら、二頭の叩き合いが濃厚。ジャガーメイルは前崩れ。ギュスターヴクライは、スローでの流れ込み。▲以下はモツれた際の連下まで。

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