JRA勢5頭はすべて馬券に絡むだけの実力も状態もあると思えるだけに、馬券の組み立てが難しいところ。その中でも成績的には人気下位になりそうな◎ノーヴァレンダ。なかなか2歳時の勢いを取り戻すことができていないのですが、前走はレース間隔があいたにも関わらず、追い切り本数が少ないということもあったと思います。しかし今回はBコースでの追い切りも取り入れ、しっかりと乗り込んでいます。もともとCWでの追い切りは動くタイプだけに、9月25日も動いて当然といったところはありますが、和田竜二騎手との手も合いそうな動き。小回りを意識したBコースでの追い切りを併用したところにも調教適性として期待できる部分は大きいです。
　○グリムは前走は自分のリズムでレースができなかっただけ。また、栗東での仕上げでなかった点も少しは関係したかも知れません。今回はマーキュリーCを勝った時と同じ坂路での最終追い切りで、時計も当時とほぼ同じ。しかもこの枠なら揉まれることもないでしょうし、あとは他馬との斤量差だけ。
　▲リアンヴェリテは北海道での好走が印象的なので、栗東へ戻ってからの心配がある方もいるでしょうが、栗東Sでは自分の競馬に徹して2着ですから、その点は全く心配ありません。ただ、今回はレース間隔の割に坂路での追い切り本数が少ないところが気になります。しかし、時計自体はきっちり出しているので、自分の競馬はできるはず。
　△デルマルーヴルはなかなか勝ち切れないレースが続いていますが、JRAでも交流でも、常に同じパターンで崩れることなく仕上げてきています。ただ、詳細の中身を見てみると、さすがにコンスタントに使われてきたからなのか、1本ずつの追い切り時計が遅め。危惧するところがあるとすればこれでしょう。
　☆テルペリオンはマーキュリーC以来のレースになりますが、調教内容に関しては、栗東坂路を併用して、CWでしっかりと仕上げられています。9月27日の最終追い切りもいい動きを見せましたし、あとは力関係だけ。