最後の直線に坂があり、また地方競馬上としては直線は長いほうだが、それでも４コーナーでは前に先行集団にいないと馬券にならないのが南部杯。その点、人気馬の本命◎ルヴァンスレーヴはデムーロで出遅れさえしなければラクに先行できる馬（仮に出遅れても向こう正面の長い直線で挽回できるだろうが）。能力的にも３歳世代のトップと言える存在だけに、あっさりのシーンも。
その◎ルヴァンスレーヴに一泡吹かせられるとすれば穴馬の本命◎オールブラッシュ。中央でこそ重賞実績はないものの、地方では結果を残しており、特に２走前のかしわ記念では初のダートマイルにも関わらず逃げて２着に粘った。この走りができれば盛岡では大きなアドバンテージで、有力馬が前に行けない馬ばかりでもあり、展開的に一発があり得る。
☆ノンコノユメは強力な末脚の持ち主ではあるが、枠が最悪。内枠ではまず走れない馬がまさかの最内枠。不器用な馬でコーナリングもスムースではないだけに、この枠は本当に痛い。長い向こう正面の直線で外に出す競馬も考えられるが、そうなると最後方まで下げざるをえなく、ロスも大きい。出走メンバーにレベル差もありそれなりに格好はつける可能性はあるが、あっても３着までとした。