【交流重賞予想】好相性のジョッキーを迎え本領発揮となる。
今年からJRA勢を交えての戦いとなる南関東クラシック戦線。その初戦となる羽田盃だが、8頭立てと少々寂しいメンバーに…。ただ、これは故障が出たりといった事情もあるので仕方ないところ。何はともあれ、馬券という意味では雲取賞の再戦模様。そこに別路線組が割って入れるか…だろうか。
その雲取賞はブルーサンが逃げ切り。人気のアマンテビアンコは最後によく差して来たが2着止まり。同じ舞台で行われる本番でもブルーサンが逃げを決めるのか、あるいはアマンテビアンコが今度こそ差しを決めるのか、それとも第三の矢が放たれるのか?
【本命馬】◎アマンテビアンコ
本命はアマンテビアンコ。
この馬に関しては、ルメール騎手→川田騎手への乗り替わりが大きなプラスになる可能性が高い。
ルメール騎手は基本的に「リズム重視型」のジョッキー。馬の気持ちを重視し、無理して位置を取りに行ったりはしない。だからこそ、特に東京芝2400mは長距離で圧倒的な成績を残すのだが、一方でズブい馬やエンジンの掛かりが遅い馬でも同じような騎乗になりがちなので、そういうタイプの馬では別の騎手の方が良いケースがある。
一方の川田騎手は、特にダートではキッチリ正攻法で勝負するタイプ。交流重賞での圧倒的な強さはよく知られたところだろう。
アマンテビアンコは500キロを大きく超え、ズブさのあるコテコテのダート馬。ルメール騎手がケガで離脱しているため今回は川田騎手に乗り替わるが、本馬に関しては川田騎手の方がより持ち味を引き出してくれる可能性が高い。
前走は楽逃げを打ったブルーサンの逃げ切りを許したが、それでもラストは地力で内から詰めて来ていた。今度は頭数も減るので、差しに回るこの馬にとっては流れに乗りやすく不利を受ける確率も低い。前走時より差せる馬場になっているのも追い風。
好相性のジョッキーを迎え、ココは本領発揮の舞台になる。
〜対抗以下&穴馬〜
対抗にハビレ。
前走は完敗だったが、1コーナーで弾かれて流れに乗れなかったのが痛かった。もともとは自在性のある馬で、デビュー戦ではアマンテビアンコの2着。スケールでは劣ったが、機動力ではむしろアマンテビアンコ以上だった。直線までスムーズに運べれば確実に伸びてくる。
3番手にブルーサン。
前走はスッと逃げて完勝。自分の形を持っているのは強み。気掛かりがあるとすれば今の馬場状態。直線は外からの伸びも利く馬場で、前走よりマークされる立場になることも含めて、楽ではなさそう。
次点でアンモシエラ。
相手なりに走れるタイプで追って長く脚を使えるのは強み。馬群も平気で、最内枠も問題ない。持ち味のしぶとさを生かせれば上位勢とも差はない。横山武騎手とも手が合いそうなタイプ。
以下は少し差がある印象で、この頭数なら紛れも少ない。今年は人気でも、以上4頭の勝負とみる。