近況からは４戦連続連対中のファルコンビークとスマイルウィが浮上。ただし、いずれもハナか番手からの競馬を続けているが、今回は快速馬アランバローズの逃げが有力。一方、ＪＲＡオープンから転入１〜３戦目となる馬が５頭。８歳馬フィールドセンスは実質転入緒戦のプラチナＣで３着、昨年７月の川崎1600ｍのスパーキングレディーＣ２着のリネンファッションは転入２戦目の前走がファルコンビークと0秒3差、４歳時にかしわ記念１着、帝王賞４着、５歳時にかしわ記念４着、盛岡・南部杯５着とJpnＩで活躍していたワイドファラオは転入緒戦の前々走で２着と実力の片鱗を発揮。転入２戦目のアヴァンティストには御神本騎手、転入緒戦のライトウォーリアには笹川騎手が騎乗。２歳時に全日本２歳優駿を制覇、前走のマーキュリーＣで３着に好走してきたヴァケーションも実力的にはヒケを取らない。展開面を含めて波乱含みの混戦模様になった。

アランバローズは調試で2秒6差とブッち切りの１位入線、緒戦から力を出せそうだが、58kgの斤量は気がかり。後続を引き離して逃げるタイプなだけにスマイルウィとファルコンビークも２〜３番手で折り合いを付けられそうだが、ファルコンビークは４走前の船橋1600ｍ戦でスマイルウィに４馬身ち切られており、そのスマイルウィは休み明けの前走がマイナス14kgで川崎マイラーズ２着馬ゴールドホイヤーに競り負けている。全幅の信頼は置きづらい。

ここは思い切って展開が向きそうなフィールドセンスを狙ってみたい。転入直前の２戦も0秒6、0秒7差と大きく負けてはいなかった馬。８歳馬という先入観を除けば十分に狙い目がありそうだ。前々走の京成盃グランドマイラーズは２着馬カジノフォンテンが川崎記念、かしわ記念馬、４着馬モジアナフレイバーが東京大賞典３着、盛岡・南部杯３着馬、ゴールドホイヤーとティーズダンクが７、８着とハイレベルな一戦だったスマイルウィ、ＪＲＡ最終戦で0秒6差だったレディバグは次走の川崎・スパーキングレディーＣで重賞４連勝中のショウナンナデシコと0秒1差、スタンド前で狭くなって最後方からとなったプラチナＣでも上がりはフィールドセンスを0秒7上回っていたリネンファッションを相手本線に。