５月18日に行われる川崎マイラーズのトライアルで、Ｂ１はレベルスリー１頭。ＪＲＡ交流で行われた昨年のこのレースを４番人気で逃げ切ってきたのがファルコンビーク。当時は４歳で55kgと斤量面で恩恵はあったものの、本番でも２番人気３着と好走。前走で４馬身ち切られたスマイルウィは、３月24日の船橋・京成盃グランドマイラーズも連勝。２〜３走前はオープン特別で６、５着とひと息だったが、高速決着での激走後にひと息入れて、このレースを目標にしてきたのは間違いないだろう。南関東限定戦ならば連覇の期待十分と見る。

展開面から行った行ったの前残りを考えれば、ゴールドブラッドとプロヴィデンスが浮上。前者は５か月ぶりの前走がデビュー以来最高馬体重での２着、相手は昨年の東京ダービー２着馬、前回の川崎初遠征ではＡ２下の1500ｍ戦で0秒4差４着とまずまずの内容だったが、中１週での遠征競馬で反動の心配がないでもない。一方の後者は転入２戦目の前走で持ち時計を1秒6短縮してきたが、頭差の接戦を演じたヨハンは◎の前走で1秒4差７着だった馬で、自身はＡ２昇級で２kg増。

相手本線には、３走前の大師オープンで◎に先着しているマイネルナイペスを挙げたい。昨年６月のスパーキングプラチナチャレンジではゴールドブラッドに先着して３着、７月のスパーキングサマーチャレンジでは１番人気の◎に0秒6差をつけて快勝。前走は浦和2000ｍ戦でのマクリ勝ちだったが、川崎1600ｍ戦でも９戦２勝２着５回と距離実績十分で、こちらから入る手もあるかもしれない。

川崎初遠征の芙蓉賞を５馬身差で圧勝、1600ｍ戦では平和賞１着、ハイセイコー記念５着、叩き３走目の1600ｍ戦で一変の可能性がある４歳馬マカベウス、連闘後の中１週ながら前走では力を出し切っておらず、全６勝中３勝を川崎遠征で挙げている19年のクラウンＣ３着馬アギトもおさえておきたい。