佐賀競馬場は圧倒的に逃げ有利ということもあって、本来ならテンのスピード、能力からも△コパノキッキングが圧勝してもおかしくないメンバー構成だ。ただ、ハンデの58.5キロは走りに影響が出る斤量で、さらに1400mというのもベストより１ハロン長い。条件戦時代ですら1400mではラスト１ハロンが失速し、1400mで勝った根岸Ｓは脚を溜めてからの瞬発力勝負。決してラクな戦いではなく、２、３着とみた。
前走でJRA重賞３着のヤマニンアンプリメも強力だが、砂が大きくパワフルな佐賀のダートで、さらに砂の深い内枠というのも気になるところ。
穴馬の本命には◎ヒラソール。ダートに転向してから８戦連続で馬券絡みを果たしており、初のオープン戦となった前走も厳しい流れを前で受けて３着。あっさりクラスに目処を立てた。ダートでは底を見せておらず、また走法からもいかにもパワフル馬場が合いそうなタイプで、ハンデ55キロならこのメンバーでも先行力を活かせるだろう。今の勢いを持ってすれば、重賞でも勝ち負けまで期待できる。