主力馬5頭の詳細を徹底説明! 距離が二千になって……!!
2番スーパーステション
2走前の帝王賞で2.2秒差・<11>着と大敗を喫してしまいましたが、その悪いイメージを引き摺りたくないという理由で、前走の星雲賞に出走。オタコダカとのマッチレースになり0.1秒差の辛勝でしたが、最後まで抜かせませんでした。今回はオタコダカとの再戦となりますが、斤量差が1キロから同斤量と有利になりますし、またマイルから二千への距離延長もこちらに分があります。この門別二千は4戦4勝ですが、<2>着馬に付けた着差は0.9・0.9・1.2・2.2秒と大きなもの。『段階的にピークに持っていくという考え。とはいえ、注目を集める立場なので、相応の仕上がりにはなっている。』という陣営のコメントがあるように、最高潮ではないにしても、ここでは負けられません。
7番オヤコダカ
2年前の星雲賞では<2>着馬に3.1秒というとんでもない着差を付けて圧勝。マイルの距離がベストではありましたが、2走前の星雲賞では王者スーパーステションをヒヤッとさせました。昨年は5戦して<3>着が1度だけという散々たる内容に終わりましたが、今年は勝ち星も2つ挙げておりスランプからは完全に立ち直っています。前走のロードカナロア・プレミアムはクビ差の辛勝でしたが、『負荷を最低限に抑えるレースをした。着差はあまり気にしないで良い。』という陣営のコメントがあり、今回のスーパーステションとの再戦に余力を残していることを示しています。二千に距離が延びることは決して歓迎材料ではありませんが、スーパーステションの2番手という立場は十分でしょう。
4番ヒガシウィルウィン
この門別に転厩してきて2戦。緒戦のNOSAIみなみ特別は勝ちましたが、前走の競馬ほのぼの観戦ツアー特別は敗れてしまいました。他馬よりも重い58キロを背負って僅かにアタマ差ですが、不満が残ります。東京ダービーを制し、中央馬相手のジャパンダートダービーも連勝。古馬との浦和記念でも<2>着としており、実績は段違いものを持っています。『レース勘が完全に戻っていないかもしれない。』という陣営のコメントがあり、本領を発揮出来るかどうかに尽きます。
8番ハッピーグリン
重い芝の長距離戦がベスト条件。3走前のG2の日経賞でも0.6秒差・<4>着と善戦しているのですから、前走の札幌日経OPの8番人気は意味不明な低評価だったと言えます。クビ差・<2>着と僅かに敗れましたが、あの好走はフロックでも何でもありません。今回のポイントは久々に使われるダートに他なりません。2歳時以来となりますが、栄冠賞・サンライズCと2つの重賞で<2>着があるものの、北海道2歳優駿・全日本2歳優駿では2.2・1.9秒と大きな着差を付けられてしまっています。当時よりも格段に力を付けているのは明らかですが、『すっかり芝馬のイメージになっている。』という陣営のコメントがあるだけに、やはりダート替わりは心配材料となります。前日の水曜日に降る雨の影響が出来るだけ残って欲しいところです。
3番モルトベーネ
前走のエルムSは2.0秒差・<9>着。中央ではもう通用する力は残っていません。ただ、2走前のひまわりの里北竜特別では0.3秒差を付けて快勝。道営ならばまだやれておかしくありません。ただ、ここは道営でも最高レベルのメンバーが揃いました。3連複要員として一考する程度が妥当に感じます。
(波乱度D)
(3連単フォーメーション)
2 →7 →4、8、3
※中央全レース予想に関しましては、公式HP【ムネヒロネット】をご参照下さい。