松沢一憲(まつざわかずのり)
1948年(昭23年)生まれ。日本大学理工学部数学科卒。71年に毎日新聞社コンピューター部門に入社。統計、確率論をベースに出版局・サンデー毎日編集部で読者のニーズに応えた大型企画「高校別大学別合格者全氏名・ランキング」掲載が大好評となる。
新聞編集局に転厩して編集委員・競馬担当となり、現在、金曜・土曜の毎日新聞夕刊で「新・Vライン馬」予想を公開中。スポーツニッポン紙上でチームを組んでの「今日のVライン馬厳選7頭」が人気を集めている。一般紙に競馬欄を取り入れた第一人者であり、道中の位置取りを予想の軸に据えた奇跡の必勝法「Vライン」が競馬予想に大きな影響を与えた。著書に「奇跡のVライン」「Vライン2」「馬単・三連単時代のVライン帯封講座」「怒濤のVライン」(白夜書房)、「逆襲のVライン」(毎日コミュニケーション)などがある。
【Vライン(馬)とは】
道中の位置取りが導く大穴必勝法である。競馬新聞の馬柱に記載されている「向こう正面→3角→4角→ゴール」の軌跡の中から、競走馬の走る気持ちやレースにかける陣営のやる気度を見抜き、激走の瞬間をきっちりと馬券に反映する。
馬自身が走る気持ちに満ちあふれていても、道中の不利や脚質的な特徴、レースへの不慣れなどの理由で後退してしまった馬を見つけ出す。そのレースでは歯車がかみ合わずに終ったが、次走以降の3戦以内に高い確率で3着以内に怒濤の走りを見せることが多い。
基本は「3角から4角にかけて位置取りを2つ以上位置取りを下げ、2つ以上盛り返した馬」。盛り返して順位を上げれば上げるほど次走への期待は高まる。激走のVライン馬を買い続ければ収支のベクトルは必ず右肩上がりになるはずだ。
【予想方法について】
基本的には上記のVラインにより激走馬を炙り出す。