門別のダートは白砂になってから基本的にはフラット〜やや外有利〜外有利傾向で、あまりイン有利にはならない。

これが最大のポイント。

今年も近走逃げている馬が多く、前は速くなりそう。

JRA勢の４頭も…

イッシンフラン→前走２番手抜け出し
ミリアッドラヴ→前走２番手抜け出し
アーデルリーベ→前走逃げ切り
ラインパシオン→前走は芝→前々走は４角２番手抜け出し

当然といえば当然だが、キャリアの浅い先行馬ばかり。カンタンに逃げ切りが決まらないからこそ、キャリアを積んだ組や、距離短縮の差しがハマりやすい。

昨年10番人気を覆して勝利したモズミギカタアガリは前走ダート1700ｍからの距離短縮だった。

今年も差し馬の台頭があるのでは…？

ましてＪＲＡ勢がそこまでアテにならないだけに、波乱の香りも漂う一戦だ。

【本命馬】◎エイシンマジョリカ

本命はエイシンマジョリカ。

少々これまで不運なところが多く、門別での６戦のうち、実に４戦が１〜３番枠。決して有利とはいえない内枠を引かされることが多かった。前走も完全に外有利な一戦だったが、控えて外に持ち出して差して来た。ラストの脚は確実で、逃げ切りや好位抜け出しばかりの有力勢よりも、差せるというのは大きなアドバンテージになる。

今回は５番枠とまずまず。外から行く馬も多いので、控えて外に持ち出すことも可能だろう。何より門別の馬場読みではもっとも信頼を置ける、地元の名手・石川倭騎手が引き続き騎乗できるアドバンテージは大きい。

使いつつ地力をつけていくディーマジェスティ産駒で、メンバー最多のキャリア８戦目。豊富な経験と差し脚と信頼の鞍上で、一発狙ってみたい。

〜対抗以下＆穴馬〜

相手筆頭はミリアッドラヴ。

内枠は微妙だが、初戦の素晴らしい内容を評価。センスの良さが光ったし、距離短縮でより脚を溜めやすくなるはず。

３番手にワンダーウーマン。

前走は隊列のアヤで最内に突っ込まざるを得ず、参考外。外枠は歓迎。流れに乗って外から押し上げて行ければ怖い。黒沢騎手も差しは上手く、昨年もモズミギカタアガリで最高の騎乗を見せた。外からジワっと運べれば一変がある。

４番手にレディーティアラ。

1500ｍからの距離短縮はプラス。外枠を生かして差しに回れれば怖い。

アーデルリーベは前走１Ｆ長かった。短縮で自分のリズムなら巻き返しがある。

内枠だが差しに回れるトレヴェナ、大外枠歓迎のハーフブルー、安定感ある立ち回りが光るラインパシオン、最内枠微妙だが前走完勝のイッシンフランまで。

今年も波乱の可能性があるとみて、多少手を広げて狙ってみる。