【水曜勝負R:全馬評価あり】好相性レースを絞って勝負!
※入稿ミスに伴い、10/23(水)16:42に買い目を修正しております。
<予想>
◎:ナニハサテオキ
余程のことがない限り負けない
○:ヒーローコール
鞍上強化と調整からの勝負度に期待
▲:ユアヒストリー
近走は長所を活かせていない騎乗で
△:パワーブローキング
距離が少し気になるが浦和は適性に合う
<展開>
逃げたいのは、ラッキードリーム。それに続いてユアヒストリー、ヒーローコールあたりが追走。可能性は低いが、ヒーローコールのスタートが良かったら吉原騎手ならハナを取りに行くパターンも考えられる。
前半はゆったりした入りで、2周目2コーナーくらいからペースが上がってのロングスパート勝負を想定。
<予想詳細>
本命は、ナニハサテオキ
前走の日本テレビ盃(JpnII:船橋ダ1800m)は、スタートから少し押して位置を取りに行って、好位内の5番手で追走。3コーナーからのペースアップで少し遅れたが、直線で脚の止まったデルマソトガケを交わして、じわじわメイショウハリオとの差を縮めたが1.3秒差4着。
12.0 - 11.7 - 13.0 - 12.9 - 12.8 - 12.0 - 11.8 - 13.0 - 13.6
予想では「対抗」で期待したが、想定していたより前半のペースが落ち着いたのが痛かった。残り800〜600mで0.8秒加速、さらに残り600〜400mで0.2秒加速して11.8秒の速いラップ。船橋にしては、トップスピードの速さも必要なレースになったことでペースアップについて行けなかった。
それでも、直線で持続力を活かしてメイショウハリオに迫ったように中央馬相手でも戦える走りは見せた。2000m前後の地方交流重賞(Jpn3)なら勝つチャンスがあると感じた好内容だった。
今回は、地方馬のみで相手関係が楽になって、2000mに距離延長が魅力。
中央馬がいないだけで相手関係が楽になるし、ライトウォーリアはいない。前走よりかなり相手関係は楽になる。あと、出脚があまり速くないので、盛り返しやすくて、追走も忙しくない1800m以上は欲しい。2000m前後が理想なので、今回の2000mへの距離延長は魅力。
この相手・条件だと内で囲まれてずっと動けない位置になったり、大出遅れなど余程のことがない限り負けるイメージが浮かばない。普通に走れば、先に抜け出したヒーローコールを差し切って勝てると考えている。
埼玉新聞栄冠賞は、最近だと2021年◎1人気→▲4人気→☆2人気(3連単55.8倍x800円=44,640円)、2022年◎1人気→▲6人気→○4人気(3連単197.6倍x1,000円=197,600円)で当てている好相性レース。今年は、この馬の頭固定で勝負する。
対抗は、ヒーローコール
前走のフリオーソレジェンドカップ(船橋ダ1800m)は、少し出遅れたが出ムチを入れて位置を取りに行って、好位外の3番手で追走。3コーナーに入る少し前からギガキングが外から動いてきたので、抵抗していたが交わされて3番手で直線へ。直線でしぶとく粘って逃げて失速したイグザルトは交わしたが、ナニハサテオキとリンゾウチャネルに差されて1.1秒差4着。
勝負所でズブさが出る馬なので、大井記念のように内を立ち回ろうとしたり、前走のように相手に先に動かれて後手になるときつくなる。ここ2戦は、森騎手が乗らなくなって騎手が固定されない影響を感じる結果になっている。
今回は、吉原騎手に戻るのが魅力。
吉原騎手は、3走前のブリリアントカップの時に初めて騎乗して3着に好走させている。この騎乗内容が、かなり良かった。向正面で早めに動いて、3コーナーに入るところでは好位外の3番手。直線に入るところで早め先頭。サヨノネイチヤ(後の帝王賞5着馬)には差されたが、ズブさを騎乗でカバーする完璧なレース運びをしていた(予想は○→◎→▲で馬連・3連単的中)。この騎乗をした吉原騎手に戻るのはプラス材料。
あと、追い切りで久しぶりの52秒台(52.1秒)の時計を出して、勝負度の高さも感じる。
去年の浦和記念4着以来の地元浦和での出走。輸送がないのでしっかり追えるにしても、52秒台は今年の報知グランプリC2着の時以来。この時計が馬なりで出せるのは、状態の良さと勝負度の高さを感じる。
ただ、スタートの課題は残っていて内枠に入り、1頭強い馬がいる。勝つパターンは、スタートを普通に出て、吉原騎手がハナを取りに行って取れたときくらい(これでもナニハサテオキが普通に走ると勝つのは難しいと思う)。いつもの出脚だと好位〜中団外から早めに動いて一旦先頭もナニハサテオキに差されるイメージ。
吉原騎手での浦和出走で、この馬らしい長くいい脚を使っての好走を期待する。
単穴は、ユアヒストリー
前走の姫山菊花賞(園田ダ1700m)は、外から被されて2番手が取れずに、2列目の好位馬群の中で追走。2周目向正面に入って、前の馬が動いてから追いかけるように進出。馬群に突っ込んだので4コーナーで進路がなく、直線は追いかけるだけで0.3秒差6着。
出脚の差で被されるのは仕方ないが、2周目1〜2コーナーで外に出せるときに出さず、内から馬群に突っ込んで大失敗。完全に騎乗が問題のレースだった。
今回は、元主戦の張田騎手に戻るのが魅力。
ここ3戦は澤田騎手が騎乗していたが、長所の持続力を活かせていないレースが続いていた。はがくれ大賞典では、スローペースを中団やや後ろから差す競馬。上がりがかかるレースがいいのに、佐賀で36.9秒の最速上がりで3着。六甲盃では、外枠から好位外を取ったのにラッキードリームのスローペースに付き合って、完全に取りこぼしのクビ差2着。そして、前走の自滅。
明らかに張田騎手が乗っていた時のほうが、長所を活かせていたし、パフォーマンスも高かった。この乗り替わりはプラス材料になる。
浦和は一度しか走っていないが、去年の埼玉新聞栄冠賞で10番人気3着の実績がある。船橋で結果を出してきた馬なので、後半減速ラップになりやすい浦和も合っている。
ラッキードリームの外を取って、しっかりプレッシャーをかけたら六甲盃のようなことにはならない。自分から動かなくても、ヒーローコールやナニハサテオキが動いてきた時に抵抗して自然と持続力が活かせると思っている。勝つまではさすがに難しいが、巻き返せる条件なので期待する。
4番手は、パワーブローキング
前走の姫山菊花賞(園田ダ1700m)は、出遅れで全体が一団の中団やや後ろで追走。2周目向正面でユアヒストリーが先に動いて、それにワンテンポ遅れての進出開始。3〜4コーナーで3頭分外から好位外まで位置を上げて、直線でも長く脚を使って差し切り勝ち。
軽い馬場がいい馬なので園田の馬場への対応が課題だったが、相手は楽だったのと持続力が活きる園田のコースだったので勝つまで持って行けた。園田の良馬場で勝てたのは収穫も、レースレベルが高くないので評価が上がるレースではない。
今回は、浦和替わりが魅力。
この馬は雨の影響のある馬場が得意で、ペースが流れて持続力が問われる舞台が理想。雨が降らなくても、南関東で一番時計の出る浦和になるのは歓迎。天気予報では、水曜の夕方に4時間くらい雨が降る予報(火曜午前0時時点)なので、もし降ってくれたらさらにプラスになる。
コース形態も2周目向正面からのロングスパート戦になって、後半減速ラップになりやすいので持続力を活かせる。
ただ、イヌワシ賞で2000mで好走しているが、距離的にもう少し短いほうがいいと考えている。浦和の小回りで距離に対応できても、2000mでこの相手だとこの評価まで。
※以下は、買わない馬の評価。
デスティネ
前走の東京記念は、手薄だったので大井戻りと距離延長でそこそこ戦えると思ったがサッパリ。前走を見ると2000mまでと思うので距離短縮は歓迎。ただ、相手が前走からかなり強化されて、浦和にもなるので厳しい。
ホウオウトゥルース
前走の日本テレビ盃は、中団やや後ろで追走。向正面中盤から動いたが差が縮まらずに、失速する馬を交わすだけで2.6秒差7着。3番手から勝ちに行って失速したギガキングに2.1/2馬身差なので、がんばったがあれが精一杯。
浦和の流れには対応できると思うが、船橋で勝っているのが時計がかかっている馬場の時ばかり。浦和の時計の出る馬場になるのはマイナスで、距離ももう少し短いほうがいいので消し。
ラッキードリーム
前走の東京記念は、2番手追走から直線に入るところで先頭に出たが、あっさり差されて1.3秒差4着。単勝2.7倍の1番人気だったが、予想では「マイペースで逃げられたら残れても」と考えての頭なしの3番手評価。個人的には、4着は順当な結果だと思っている。
園田で走っていたので見た目の成績はいいが、南関東時代はOP特別で勝ち負けできるが、重賞では足りなかった馬。園田の重賞だと自分のペースで走れるが、南関東重賞だとマイペースで逃げても勝負所からのプレッシャーが違う。
前走のかなり楽なペースと相手でも差されたのに、ヒーローコールとナニハサテオキのプレッシャーを受けて残れるイメージは浮かばない。想定以上に楽に逃げて、後続の仕掛けが遅いようなことにならないと厳しい。このレースの予想は、「ラッキードリームの軽視」がポイントだと考えている。3着に残られたら仕方ないと割り切って消し。
アイブランコ
東京記念で3着に好走したが、このレースは超スローペースで、例年と比べるとかなりレースレベルが低い。地方で3戦走ったが、中央の3勝クラスで走った時と比べるとかなりパフォーマンスが落ちている。中央時代の走りができれば上位争いできていいが、その走りを期待できないので消し。
ゴールドハイアー
前走の日本テレビ盃は、ナニハサテオキのすぐ後ろの6番手で追走。4コーナーで脚が止まって3.5秒差9着。フリオーソレジェンドカップを叩いて馬体は絞れていたが、全く良化がなかった。地方の馬場が合わないか、3走前の三宮Sの惨敗を見ると精神的な影響も考えられるので消し。
カイル
この馬なりにがんばって走っているが、重賞だとかなり手薄で展開もハマってくれないと好走は難しい。