近年はそこまで大荒れこそないものの、毎年混戦、波乱含みの一戦。

２歳勢のレベルが高い門別で行わるレースということもあり、JRA勢よりも門別組が強いのも特徴。昨年こそ珍しく上位３着までを独占したが、それ以外の年はむしろ門別組が優勢。

過去10年の上位３頭の所属は以下の通り。

（Ｊ＝ＪＲＡ、門＝門別）

2013年　Ｊ門Ｊ
2014年　Ｊ門門
2015年　門門Ｊ
2016年　Ｊ門門
2017年　門門門
2018年　門Ｊ門
2019年　門門門
2020年　門Ｊ門
2021年　門Ｊ門
2022年　ＪＪＪ

ご覧の通り、昨年はやや例外。そして今年はＪＲＡ勢が例年より小粒な上に、多くがやや不利な内枠に集まった。門別勢の方が優勢なのでは。

【本命馬】◎モノノフブラック

本命はモノノフブラック。

デビュー以来５戦のキャリアの中で一度も３着以内を外していない安定型。先行しても差してもキッチリ脚を使えるのは多頭数の混戦になる当レースにおいて大きな武器になる。

２走前のイノセントカップは不利な内枠から外に持ち出し追い上げて３着。外寄りの枠に入れたのも有利で、逃げ一手型や内枠の馬よりも有利。外からの押し上げに期待したい。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗には、スティールマジック。

崩れた２走前はマイルでの逃げで参考外。1200ｍでは崩れてはおらず、追ってしっかり伸びてくるのも多頭数の競馬では強み。外枠も歓迎。

穴ならモズミギカタアガリが怖い。

デビュー戦圧勝以後は足踏み状態が続いているが、やや乗り難しい面があり、溜めが利けば脚を使えるタイプ。３走前は芝、２走前はマイルで内枠からの逃げ。前走は久々にいい脚を見せたので、距離短縮＆外枠でさらに前進があっても驚けない。

内枠のジュデシャンスが次点。３走前はモノノフブラックを差し切り。先行しても好位差しでも対応できるのは強みで、砂を被ってもそこまで怯まない点も強調できる。内枠からスムーズに運べれば怖い。

大外枠のハニービートは距離短縮でスムーズに流れに乗れれば差はそこまでないはず。前走は掛かり気味の追走で、大きく負けたのは直線の不利の影響もあった。２走前はマイルで掛かりつつ、最後内を差されたが差のない２着。距離短縮＆外枠でスムーズに運べれば一辺があっていい。

ライトヴェールは内枠と距離延長ローテがカギ。一度は1200ｍ以上を経験しておきたかった気もするが、能力は上位。

好枠のシシャモフレンドはスピードタイプなので同型との兼ね合いがカギになりそう。

ダート替わり、内枠と課題は多いが地力あるスカイキャンバス、前走ラストまで脚使ったワイノナオミが押さえ。

〜買い方〜

◎モノノフブラックはアタマよりは２〜３着に賭けたい。相手はかなり荒れそうな可能性もあるので、２列目に４頭を割いて手広く、高め×ダブル的中も狙いたい。高配当に期待していい一戦。