なかなか面白いメンバー構成となった、今年の黒潮盃。東京ダービーやJDDといったハイレベル戦を戦ってきた組に注目が集まるが、南関東クラシック路線に乗れなかった組や、他地区からの参戦組も、能力的に大きな差はなさそう。人気薄に対する警戒が怠れない、混戦模様の一戦である。

本命には順当に、01ブラウンレガートを推したい。前走のJDDでは伸びを欠いて7着に終わったが、2走前の東京ダービーや3走前の京浜盃が好内容。相手関係が一気に楽になるここは、重賞制覇の大チャンスといえる。この枠番だと包まれるのが怖いが、この枠ならばある程度は出していきそう。4角で前を射程圏内に捉えていれば、ここは勝ち負けだ。

相手は、08カンムルと07オリジナルポイントを上位に評価。08カンムルは2走前の東京ダービーで良好な先行内容を残しており、自分のリズムで走れれば大きく巻き返してくる可能性アリだ。07オリジナルポイントは上がり馬だが、前走のスタールビー賞で見せた先行内容は侮れないもの。一発があるならこの馬だとみている。

以下は05ドリームズライン、15ソッサスブレイなど4頭を押さえ評価。馬券の買い目は、◎−○▲の組み合わせから流す3連単マルチと、◎−○▲△の馬単折り返しで構成する。あとは、資金の余裕やオッズ次第で、○▲△の「タテ目」を押さえるかどうかだろう。