内回り1400mのG2戦。スピードとその持続力、そしてパワーも求められる舞台設定で、前&インが強かった先週までの傾向を考えると、ポジション取りも重要になってくる。

　◎フィアーノロマーノの長所が生きる。当舞台での準オープン(昨年12月)、ダービー卿CTの連勝は、この馬の特長がよく表れた競馬。ともにハイペースを正攻法に出ての勝利だった。前者はトップハンデ、後者は5F通過が56秒5の激流だった点を強調しておきたい。約550キロの大型馬。ハイラップが連続して刻まれて、それほど速い上がりにならない競馬でこそ、搭載エンジン、排気量の違いが生きてくる。

　これまで馬券圏を外した7戦は、東京、京都＆新潟の外回りと上がりの勝負になる舞台。傾向としてもはっきり出ており、休み明けでもあった前走マイルＣＳの敗戦は気にしなくていいだろう。スミヨンを配してきた点からも勝負気配。見直せる。

　マイル以下に絞って信頼度が増した○マイスタイルが本線。▲スマートオーディンにとって17番枠は歓迎材料。大外一気を決めた舞台、密に攻めた内容からも一変を警戒したい。