ハンデ戦でおこなわれる東京芝2500m。今年も愚直にトニービンを狙おうと思います。本命馬はハーツクライ産駒のタイセイトレイル。長距離でもペースを落とさずに走れるロベルトの因子、シンコウラブリイから受け継ぐカーリアン、ひいてはニジンスキーの血。さすがにドンピシャすぎるでしょ……重賞を勝つならアルゼンチン共和国杯か目黒記念、もしくは小倉記念あたりだろうなと目をつけていたら登録馬一覧に名前があって最高の気分になりました。最高。

２、３歳時にはあまり活躍の芽が出ず今年の1月まで一勝馬として燻っていましたが、グンと距離を伸ばしたことで才能が開花し、瞬く間に３勝。使いながら実力を底上げされていくハーツクライ産駒としての良さが光る実績を持ち始めました。今年の緑風Sでは同じくトニービンを色濃く持つヴァントシルムに先着を許しましたが、速い馬場と時計にもきちんと対応している点も素晴らしいですね。

相手に選ぶのはトラストケンシンです。明確にレースを引っ張る馬がおらずペースが落ち着く場合、欧州血統を下地に持っているハーツクライ産駒、という点でタイセイトレイルと大枠の構成は似ていますね。ナスルーラを多角的な位置から引いており、これが「マイルでも長距離でも最後の直線で伸びてくる」という堅実さにつながっているのではないかと仮説立てています。

3頭目に選ぶのはムイトオブリガード。この馬は昨年の実績が示すとおりトニービン色の強いルーラーシップ産駒ですね。タイセイトレイルと同じくシンコウラブリイを２代母に持っていて、欧州ベースの上がり勝負にめっぽう強い実績がそれを物語っています。直線の長いコースで最後まで伸び切れるのはカーリアン、ひいてはニジンスキーの血が濃いゆえでしょう。

タイセイトレイルの単複と、上述した3頭のワイドボックスを購入します。