今週のWIN5対象レースは、どれも本当に難しい。東京メインのブラジルCも、勝ち負けになりそうな馬がゴロゴロいる混戦模様だ。ただし、土曜日の雨で道悪が残るはずで、かなり先行指向が弱いメンバー構成でもある。展開的には「前」有利だろう。

本命◎は01テルペリオン。1枠1番を引いたここは、ラチ沿いをロスなく立ち回れそうだ。ハナに行ける速力もあるので、スタート次第では逃げる手もアリ。現在の馬場や組み合わせを考えると、行き切ってしまったほうがいい気がする。展開利をフルに活かせる立ち回りで、勝ち負けに持ち込んでくれるはずだ。

対抗○に13サトノティターン。こちらはスタート次第でポジションが大きく変わりそうだが、鞍上を考えると中団あたりを取ってきそうだ。早めに仕掛けてマクる競馬もできるタイプで、4コーナーでは前を射程圏に。東京向きのキレ味を備えているのは言うまでもなく、このコース替わりは大きなプラスといえる。

人気薄では、10カラクプアと09メイプルブラザーの2頭に期待。東京ダ2100ｍでフルゲート16頭になると、じつはいちばん乗りやすいのがこの枠番だ。こちらも東京向きのキレ味を備えており、道中スムーズならば上位に食い込めるだけの能力もあるはず。ハンデ54キロも効きそうで、稽古での動きも上々。決して侮れない存在である。

印を回す気になればいくらでも回せる一戦なので、馬券の対象はあえてこの4頭に絞った。買い目をどうするかも悩ましいが、◎○▲△の馬単＆3連複ボックス勝負を推奨したい。バランス重視ならばこの買い目でいいと思うが、ハイリターンを追求するならば、◎○→▲△の馬連や馬単折り返しでの勝負をオススメする。