<展開>
逃げたいのは、マルターズアポジー、タニノフランケル、ロードヴァンドール、ブラックスピネル。
逃げてこそのマルターズアポジーが主張してハナを取ると思うが、それでも2番手は取りたい馬が多く、ペースは流れてやや速い流れを想定。
<予想>
本命は、クレッシェンドラヴ
前走は、相変わらずスタートが下手で、後方2番手から追走。
向正面に入って外からじわっと進出して、残り400mの4コーナーで先頭。
直線に入っても粘ったがレッドローゼスに差されて2着。
12.3 - 10.4 - 10.6 - 11.9 - 12.2 - 12.3 - 12.3 - 12.5 - 12.0 - 12.1
前半3F33.3秒とかなり位置取り争いが激しかったので、中盤で少し落ち着いた流れ。
それに付き合わずに外から進出して、最後まで長くいい脚を使っている。結果的に、レッドローゼスに目標にされた分負けたが好内容だった。
この馬は、スタートは下手で、トップスピードの速さはあまりないが、持続力を生かして長くいい脚を使って差してくるタイプ。
上がり上位の脚を使っているが、35秒台が多いように上がりがかかる流れ・条件で力が出せる馬(上がり最速の3回は、35.2〜35.6)。
中山の美浦S(1600万下)でも、一定ラップの平均ペースの流れをロスのある進路取りで最後まで長くいい脚をを使った勝っているように、ペースの流れる小回りコースは歓迎。
雨は日曜日に少し降るくらいの予報だが、もし馬場に影響が出るくらい降ったとしても、500万下の函館で超時計のかかる馬場を勝っているので全く問題ない。
想定と違って前半が遅い流れにさえならなければ、長くいい脚を使って浮上してくると考えて期待する。
対抗は、ミッキースワロー
前走は、超スローペースで長所が全く生きなかったので、気にしないでいい完敗。
この馬は、瞬発力(トップスピードに入るまでの速さ)があるのではなく、トップスピードの速い脚とそれを長く使える持続力さをそのスピードを維持する持続力で差すタイプ。
この適性は、小回りの一定ラップの流れはピッタリ。
AJCCでも、ダンビュライトに上手く押し切られたが、最速上がりタイの上がりで長くいい脚を見せていて勝利。ペースの流れる展開で結果を出している。
33秒台の上がりが使える馬だが、上がりが速いレースや前走のように超スローの高速馬場で前が止まらないようなレースでは位置取りの悪さが不利になる。
想定する最速上がりが35秒台になるような流れなら、力を出すことができる。
普通に走らせれば勝っていい馬なのだが、騎手が菊沢一樹騎手。
脚質的に、仕掛けるタイミングが遅れたら回ってくるだけになるだけになるので、普通に乗れるかがポイントになる。
相手は、
前走は、やや距離が長い2000mだったので、0.6秒差6着なら上出来。
3走前の大阪城Sで、小回り的な一定ラップの流れを差してきて0.2秒差3着。
距離短縮ローテでの1800mで、ペースの流れる展開は魅力があるクリノヤマトノオー
前走は、中団やや前から追走して、直線でじわじわ前との差を伸びて3着。
ペースの流れた展開で、長くいい脚を使って直線の後半で浮上する持続力を見せている。
2017年の七夕賞を格上挑戦で3着(53kg)していて、コース・流れに対しても実績があるソールインパクト
目黒記念を勝ったので東京のイメージが強いが、未勝利・500万下は福島で勝っている。
前に行って持続力を生かして長く脚を使う馬なので、福島の持続力が生きる流れは合う。
久しぶりの小回り・2000mがどうかというのはあるが、離されずに好位集団で3コーナーには入れたら怖さあるウインテンダネス
まで。
※以下は、買わない馬の評価。
タニノフランケル
前走は、休み明けに加えて、2番手で遅い流れに付き合って自滅。
この馬は、前半やや遅めに入って、少し早めに仕掛けて長く脚を生かすタイプ。
今回は、テンが少し早くなると考えているので、前で粘り切れないと考えて消し。
あと、勝負度的にも、ここではなく次の実績のある小倉(小倉記念)が勝負だと考えているのもある。
ロシュフォール
新潟・東京の直線の長いコースで、32秒台後半〜33秒台前半の速い上がりを使って結果を出してきた馬。
それも結果を出してきた条件だった前走ですら、メールドグラースの抜け出した進路を追いかけてスムーズに追えたのに、内で進路探しに苦労していたミッキースワローを差せていない。
ペースが流れた展開で問われる持続力を見せていないので素質に期待するしかないレース。
それで人気なら買う魅力は全くない。