G2は3勝しているものの、G1では入着実績もないオールドパーシアンだが、昨年のロイヤルアスコットでG2キングエドワード7世Sを制した時に2着に退けたロストロポーヴィチは、次走G1愛ダービーで2着になっているし、昨年8月にヨークのG2グレートヴィルティジュールSを制した際に2着に退けたクロスカウンターは、次走G1メルボルンCを勝っている。すなわち、昨年の段階で「G1心待ち」だった同馬が、前哨戦のG2ドバイシティオヴゴールドで、ひと冬越しての更なる成長を感じさせる競馬を見せてくれたことから、オールドパーシアンを本命とした。

　実績から、オールドパーシアンの相手となるのは日本調教馬3頭だと思うが、左回りの2400m戦という、おそらくは最も力を発揮できる舞台で、鞍上にマジックマン・モレイラを得たスワーヴリチャードに最も期待したく、オールドパーシアンだけでなくスワーヴリチャーの単勝も勝っておきたいと思う。