ラップギアコース適性値【瞬8平2消0】に近い比率の馬が有利
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01クリノガウ【瞬1平0消0】108
02グランアレ【瞬1平1消0】119
03アスターペ【瞬0平2消0】105
04ドゴール 【瞬1平1消0】103
05マイネルサ【瞬2平1消0】 97
06アドマイヤ【瞬3平0消0】111
07ソルトイブ【瞬1平0消0】108
08ディープダ【瞬4平0消1】 94
09イッツクー【瞬0平3消0】 95
10ヒラソール【瞬0平2消0】 87
11ケイデンス【瞬3平0消0】 94
12コパノマー【瞬0平1消0】 89
13ニホンピロ【瞬1平0消1】100
14ファンタジ【瞬1平1消1】104
15エメラルフ【瞬1平0消0】103
阪神芝1600メートルでの施行となってなら5年目となる朝日杯フューチュリティS。中山芝1600メートルだった時代、ラップギア的には
朝日杯FS→皐月賞
弥生賞→日本ダービー
という感じだったのだが、今は皐月賞だけが独立して
朝日杯FS→弥生賞→日本ダービーとなってしまった。阪神JF→チューリップ賞→桜花賞→オークスと瞬発コースが続く牝馬クラシック路線と言い、バランスが悪いと感じるのはラップギア使いだけの憂鬱なのだろうか。牡馬路線も牝馬路線も、阪神競馬場改装前は瞬発・持続、絶妙なバランスだったのに。
阪神に移設してからの朝日杯フューチュリティS、ラップギア的には瞬発戦に勝ち鞍を持つ馬が圧倒的に有利。と言うか、瞬発戦以外に勝ち鞍を持たない方が良いぐらいだ。そういった点も踏まえて(2)グランアレグリアも適性的な不安点も皆無ではないという見解。
能力的には牡馬を合わせてもナンバーワンだと思うのだが、サウジアラビアRCは朝日杯フューチュリティSに直結しづらいラップ構成だった。さらに言うと、前走のサウジアラビアRCで引っ掛かっていたことがちょっとした不安材料。
それでも楽勝してしまった辺りが称賛される理由でもあるのだが、掛かること自体は決して褒められたことではない。もっと派手に折り合いを欠いてしまう可能性だって十分にあるのだ。阪神芝1600メートルになってからの朝日杯フューチュリティSは、実は阪神ジュベナイルフィリーズよりスローで流れることが多いものだし。
逆に適性面から穴ががないのは(6)アドマイヤマーズだろう。新馬戦は(11)ケイデンスコールに一旦交わされてからの差し返しで、終わってみればスーパーラップ。2戦目の中京2歳Sは3馬身差の楽勝だったのだが、それでも言ってしまうと「着差以上の大楽勝」。
3戦目のデイリー杯2歳Sは「スローでの楽逃げ」が嵌った形であまり評価されていないようだが、2着メイショウショウブに早目に競りかけられて、直線手前では完全に交わされてからの差し返し、これも簡単にできる芸当ではない。
その2着メイショウショウブにしても、1着アドマイヤマーズがいないものと仮定して見てみると、逃げて3〜4コーナー中間から後続を引き離していく一方の強い競馬だった。その強い競馬をしたメイショウショウブに一旦は交わされながら、余裕をもって差し返す辺りに(6)アドマイヤマーズの凄みを感じる。
ということで、レース映像を見返せば見返すほど(6)アドマイヤマーズに傾倒していく状態に。(2)グランアレグリアが能力を出し切って勝つなら、それはそれで仕方がない。(2)グランアレグリアが十分能力を出し切れずに、それでも買ってしまうようなら、それもそれで仕方がない。
ただ、そうなった場合、それでも太刀打ちできないほど(6)アドマイヤマーズとの力差があるとは思えなくなってきたということだ。あとは穴馬として一考していた(7)ソルトイブキがまったく人気が無いようなので、ここの馬単も少しだけ買っておきたい。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。