展望：外枠先行有利
阪神ダートは乾いていた先週開催の月曜時点でも時計が出ており、先行有利が強く出ていました。今週は含水率が1.4％まで下がりましたが、先週開催の月曜の含水率が3.9％。乾いていても時計の出るダートと考えて良さそう。
何が何でもハナ、という馬は不在で、コース形態通り、外枠の先行馬が恵まれると見て。

◎11.グランキングオー
グランキングオーは前々走を高く評価。短距離を使ってきた馬だけにテンが速く、すんなりとハナへ。1000ｍ通過62.0秒は重馬場としては遅いですが、L4を48.6秒、L2を11.9-12.1の余力ラップでまとめたのは立派。2着以下の馬も強く、3.5着馬が次走で勝ち上がり。4着スリーキングスは大井に移籍。9/17に楽勝しました。
前走は1000ｍ通過62.7秒で逃げの手に。やはり二の脚が速くすんなりとハナへ。1000ｍ通過62.7秒なら平均ペース。L4の49.2秒に、L2の12.0-12.0は好ラップ。残り200ｍ付近で捕まり、0.8秒差負けも、1着トリポリタニアはかなりの素質馬。2着モックモックも、休みなどで力を出せていなかっただけで、伏竜Sでミトノオーの2着に好走していた実力馬です。
今回は特別戦ではないため、永島まなみ騎手の2キロ減が効きます。永島まなみ騎手は以前から「1800ｍの方が合いそう」と述べていたので、ここは楽に逃げて粘り込めるはずで。

◯15.タカサンフェイス
力さえ戻れば、かなり出世できると考えていた馬。
4走前がマイナス20キロ。これでようやく力を出せたのだと考えて良いでしょう。ようやく1勝クラスを突破。
昇級戦はロードラビリンス＆メイショウズイウンという重賞で通用の強力3歳馬がいたため、離された3着に。1000ｍ通過63.8秒のSペースで、切れ味勝負では分が悪かったと言えます。
前々走は出がイマイチで、普段よりも後ろに。1000ｍ通過63.1秒は小倉ダート1700ｍとしてはかなり遅く、こちらも決め手勝負になってしまいました。L2は12.5-11.9の加速＆余力ラップで、メイショウズイウンが相手では厳しい。不利な展開ながらも上がり37.2秒をマークして5着。悪くはない内容でした。

▲14.オーシンハーフ
前走は出が悪く、押して3番手へ。1000ｍ通過が61.7秒のHペースに。3角では外から勝ち馬がマクってくる非常に厳しい展開。勝ち馬と併走状態で直線へ。残り200ｍでもまだ併走していましたが、そこから失速。8着でも0.6秒差ならそう負けておらず、厳しい展開を考えればよく頑張りました。
前々走は重馬場の高速ダート。1000ｍ通過62.5秒で逃げの手に。馬場差を考えればスローでしたが、L2を11.6-11.8でまとめたのは立派。同日の2勝クラスの勝ち時計が1.50.8でしたが、余力面を考えれば、こちらの1.51.2の方が優秀でしょう。

☆1.2.6.16

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。