展望：外枠先行有利
阪神ダートは時計が出ているため、前が止まりにくく、先行有利が強く出ています。ワイドブリザードかバスタードサフランの逃げでしょう。さほど速くはならず、平均ペース想定で。

◎6.ワイドブリザード
出遅れた3走前が凄まじい強さ。45秒通過付近から一気にマクってハナへ。その後、ラップで緩むところがなかったため、6F程度の長い脚を使って2着に来た計算になります。このレースのラップ自体、L4が49.7秒の余力ラップで、高く評価できるレースでしたが、明らかに無謀なレース運びでタイム差なしの2着に好走したワイドブリザードは持続力の鬼でしょう。
続く竜飛崎特別は1000ｍ通過59.6秒のHペース。微妙なスタートから押して3番手へ。ペースが速すぎたため、ほぼ負けないだろうと予想していた逃げ馬サムシャインが失速して3着。追いかけた先行馬も厳しかったので、ワイドブリザードが4着に脱落したのは気にしなくて構いません（なお、2番手から押し切ったドバイブルースは相当に強い競馬をしました）。
前走・桑園特別は押してハナへ。前半を遅めで運びましたが、L5で12.5秒までペースアップ。その後は12.2-12.1-12.2-12.2。L4を48.7秒、L2を12.2-12.2の余力ラップでまとめて逃げ切り。ここも5Fの長い脚を使って逃げ切りました。
4走前も非常に長くいい脚を使って5馬身差の逃げ切り。
浜中俊騎手も、この馬の武器をよく理解しています。ここも逃げさえすれば、早めのペースアップで押し切れると見て。
内のバスタードサフランが行くようなら行かせれば良いでしょう。外のスマートリアファルはハナにこだわるタイプではなく、揉まれる危険性は極めて低いでしょう。

◯13.スマートリアファル
3走前と2走前でワイドブリザードを撃破して勝利。
3走前の時はワイドブリザードがまだ本調子でなかったように思います。2走前はワイドブリザードが出遅れたため、こちらが勝てました。力ではワイドブリザードよりは下でしょう。
ただ、マークして運べる外枠は有利。
前走に関しては砂を被るインの好位になり、競馬になりませんでした。その意味でも外枠はベストで。外枠有利の阪神なら崩れないでしょう。

▲14.ペンナヴェローチェ
どの位置で競馬をしてくるかがカギ。
前走はやや出負け。無理せず中団から。前の止まる展開で、直線は大外から差し切る寸前でした。
前々走は五分に出て、中団へ。1000ｍ通過59.9秒のHペースだったので、いい位置で競馬ができましたが、2着争いに加わる5着まで。
3走前はL2が11.8-11.8のハイレベル戦。ほぼ五分に出て中団から。勝負どころでは先団まで上がり、直線は前に引き離されての5着。
2.3走前を見る限り、強い馬相手では着差を付けられて負けています。2勝クラス勝ちの相手や時計・ラップが平凡で、3勝クラスでは壁にぶつかるだろうと思っていた馬。それなりにやれているため、川田将雅騎手ということも踏まえて保険として押さえます。

※時間が押しているため、【自信ありプロファイル】はお休みさせていただきます。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。