展望：外枠先行有利
ジョータルマエの逃げが濃厚。Hペースですっ飛ばしても止まらないタイプですが、その分、速い上がりを使えず、勝ちきれないタイプでもあります。

◎9.テーオーライマン
前走は最内枠から五分に出て、他馬を行かせてインの3番手へ。中京ダート1800ｍとしては理想的な立ち回り。1000ｍ通過62.0秒なら平均的なペース。直線で外に出して、2着オーケアニスを交わして楽勝。1.52.7。ジョータルマエの前走は1.53.2。ジョータルマエは京都でも中京でも1分53秒台の馬。
テーオーライマンはジョータルマエよりも上でしょう。
前々走はL4が48.6秒で、L2が11.9-12.1。ハイレベルな余力ラップ戦。五分に出て、先団の内目で立ち回りました。道悪の小倉ダート1700ｍとしてはほぼ理想的な立ち回り。ただ、相手も強力な3歳馬ばかり。相手が悪すぎた感もあります。
3.4走前も余力ラップ戦。2勝クラスも突破できる器でしょう。

◯4.タガノマカシヤ
スタートの悪いところがありますが、多少出遅れてもこの頭数ならリカバリーが利くはず。マクる競馬もできます。
前走・レパードSは出負けして中団インへ。ロスなく乗る必要性の高いレースで、本馬はロスなく乗れていました。それで完敗なのだから3勝クラスやオープンは早いということなのでしょう。
前々走はほぼ五分に出て、二の脚が速く、前へ。1000ｍ通過62.2秒なら平均ペース。重馬場とはいえ、L4の49.0秒に、L2の12.0-12.2はともに優秀で。
2勝クラスなら上位の力を備えていて。

☆3.5
3.ジョータルマエは逃げてしぶとく、どこで崩れるのか読みにくいタイプ。決め手に欠けるため、先行馬の目標になって捕まる危険性が高い。それでも2.3着は十分にある馬。
5.マイノワールは前走が初ダート。やや躓き気味に出て後方へ。1000ｍ通過62.6秒は札幌ダート1700ｍとしては遅く、本馬は上がり35.9秒を使っても届かず。L2が12.2-12.2では仕方ありません。決め手はありますが、展開面でまたしても不利になりそうで。

他馬について。
6.ショーダンサー：前走はジョータルマエの3着。大外枠から五分に出て、後方から。3.4角はロスなく回り、直線で外へ。1000ｍ通過61.6秒なのだから、差しが間に合っても良かったレース。ジョータルマエの方が不利な展開で2着に残しています。こちらは恵まれた側で。新馬戦は差し切って加速ラップを作っており、強い競馬でしたが、1勝クラス勝ちは平凡で。2.3戦目はどちらもタガノマカシヤに先着を許しています。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。