展望：内枠差し有利
ステイヤーコースの1900ｍなら差しは届きやすい。

◎3.タイセイカイザー
「少しでも長い距離を求めてここへ」という話。
前走は右後肢跛行で競走除外。
前々走の1勝クラスは出遅れて後方から。後方のまま終わりましたが、レースレベルはかなり高く、勝ったナルカミの1.52.9は2勝クラスも突破できる水準。差しの届きやすい1900ｍはプラス。
既走馬相手の初戦はSペースも、L2が12.0-11.8という破格の好ラップ。外を回す非常にロスの多い形ながらも楽に差し切り勝ち。
力を出せれば勝てるレベルでしょうが、人気が落ちるのは魅力的で。

◯6.テンエースワン
もちの木賞3着で、当時、同じレースで走った馬はほとんどが1勝クラスを突破しています。ここまで1勝クラスに残っているのは意外でした。
前走はL2が11.6-11.8と芝並みのラップ。ハイレベル戦だったという見立て。五分に出て中団から。位置取りのまま入線した印象ですが、上がり36.1秒と脚はしっかりと使っています。
前々走は好位から運び、手応え十分。前を交わせるかという手応えでしたが、差が一向に縮まらず。2着なら悪くありません。
本命馬がまともに走った時、それでも負ける可能性があるならこの馬だと見て。

他馬について。
2.メイケイロゼッタ：未勝利勝ちは超Sペース。2番手から手応え十分に抜け出し。L2が12.2-12.5なら悪くはない数字。ここ2戦は芝なので参考外。3走前は内からそれなりに脚を使っていますが、残り200ｍ付近で甘くなっています。時計的に限界がありそう。
4.エイユーファイヤー：前走はやや速めのペース。それなりに伸びていますが、0.9秒差。通用するでしょうが、3歳馬としては並。1勝クラス上位という訳でもなさそう。
7.サンライズシュガー：前走は重馬場の京都ダート。超高速ダートでした。5馬身差の圧勝ではありますが、当時のダートとしてはラップ平凡。同日同距離のユニコーンSに入るとブービーの時計です。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。