展望：内枠先行有利
札幌ダートは例年より時計が出ていて、先行有利がかなり強く出ています。分かってはいるのですが、自分の感覚よりも先行有利という印象。ここはしっかりと位置を取れる馬を見定めて。

◎1.カンジ
先行押し切りタイプ。
陣営は「足元の関係でレース間隔が開いたが、十分に走れる状態。馬がしっかりとしてきて力強さが増した印象。ポジションを取って押し切るタイプなので騎手とも手が合いそう。平坦の方がいい馬。好結果を」とかなり前向き。レイチェル・キング騎手も非常に乗れています。
前走は外枠から好発を切って先行しましたが、稍重ダートで外を回されるロス。道中でマクった馬のワンツーで、展開も合いませんでした。4着なら上々。
前々走は1000ｍ通過60.7秒のHペース。このペースを先行したことで全馬の脚が上がってしまい、本馬も上がり40.5秒と止まっています。流れ込んでの5着。
1勝クラス勝ちが1.53.4。2勝クラスも突破できる水準の好時計勝ち。
1800ｍが微妙に長いというか、中山だと急坂でやや甘くなる印象のため、札幌で。

◯4.イムホテプ
前走・伏竜Sはアオって後方から。1000ｍ通過63.1秒の遅いペース。3角でマクる形で進出も、L4の49.0秒は中山としては速すぎ。長く脚を使わされて止まった印象ですが、6着なら悪くありません。
前々走も出自体は微妙。位置を悪くしそうでしたが、二の脚が速く2番手から。1000ｍ通過63.3秒と遅めも、3角で手応え良く先頭へ。そのまま楽に押し切り。1.53.6。カンジの1勝クラスと同水準の時計。
二の脚は速いため、五分にでさえすれば。

他馬について。
2.プラムダンディ：差し馬。ローカルメインに使っていた馬で、2勝クラスでは厳しいと思っていました。前走は差しの利く展開＆ロスなく乗れたとはいえ、2着は驚き。今の札幌ダートで届くかカギ。届かないと見ます。
7.ショウナンヤッホー：前走はそれなりにペースが流れたことで差し切り。同日未勝利が1.45.6。1.45.5はやや物足りません。
11.ライフゲート：未勝利は差し決着を逃げ切り。前走は1000ｍ通過62.1秒のSペース。促して2番手へ。そのまま押し切りましたが、相手が小粒でした。枠もやや外で。
14.コパノアントニオ：前走は1000ｍ通過60.4秒。前が残していますが、実力ある3歳馬が残しているだけで、差し届くペース。内枠有利になる重馬場の小倉ダート。インでロスなく乗れたのは大きい。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。