展望：外枠先行有利
外枠勢が被せていく隊列になりそうで、外の先行馬から。

◎15.マダムイグレイン
3.4走前の上がりがそれぞれ、36.0秒、35.9秒。これだけ使えるなら未勝利は突破クラスにあります。
前走は最内枠から五分に出て、ハナに立ちましたが、外から被されてインの3.4番手に。直線は前が詰まり、一度は完全にブレーキが掛かっています。そこからまた伸びてハナ差の2着。これは強い。時計も優秀。今回は外枠で被せる側になるはずなので、今度は大チャンスでしょう。
前々走は4角でやや外に振られるロス。レースレベルも高くなりすぎました。

◯16.キーガッツ
前走は小倉ダート1000ｍ。五分に出て先行態勢に入りましたが、前をカットされる形で一列下がる格好に。それでも上がり最速の36.2秒をマークして勝ち馬を半馬身差まで追い詰めました。勝ったミトノキャットは余力ラップ戦で0.4秒差のある実力馬。今回出走のデーモンスレイヤーやチムニーパイプには3馬身先着。
前々走は好発からハナへ。600ｍ通過35.4秒の平均ペース。1.12.6の優秀な時計で走っていますが、勝ち馬に上がり36.6秒の鋭い脚を使われては厳しい。
こちらも未勝利を勝てるレベルにあります。

他馬について。
5.ルクスコスモス：前走は内枠からハナへ。600ｍ通過35.4秒なら苦しくないペースでしたが、直線入口付近で捕まり、最後は急失速して着外に。距離短縮は良いでしょうが、前走内容は物足りません。
7.デーモンスレイヤー：前走はキーガッツに3馬身付けられては……。やや出負け気味も、二の脚が速く、インの好位へ。ロスなくは運べています。3走前がベストパフォーマンス。1.13.2。上位2頭に劣るはずで。
11.ムギトルナ：前走を見る限り、1400ｍは長い。前々走は600ｍ通過36.1秒を先行。Sペースだから3着に残っていますが、終い甘くなっているため、やはり1200ｍ向きでしょう。新馬戦は出負け気味で、後方から上がり36.1秒をマーク。ただ、3角はインで全くロスなく運び、4角で外へ。前付けしてどこまで脚を使えるか。ノーチャンスではないでしょうが、脚質面で不利。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。