展望：内枠先行有利
かなりレベルの低い牝馬限定戦。札幌ダートは金曜夜時点で不良馬場。今年の札幌ダートは例年よりも時計が出ていて、先行有利が強め。

◎7.ラブミーナッソー
ラブミーナッソーの新馬戦はL2が12.4-11.9の加速＆余力ラップ。3.4.6着馬が勝ち上がっています。6着ディアウスは2週前の札幌ダート1700ｍで非常に強い逃げ切り勝ち。
前走は好発。600ｍ通過34.0秒で自然と控える形に。すぐにインに潜り込んでおり、陣営の言う通り、操縦性の高いタイプです。8着ですが、当時の7.9着馬が共に1勝クラスを勝ち上がっています。
前々走は出負け。600ｍ通過34.4秒のHペース。それでも前が止まらず、前が残る展開になりましたが、上がり37.9秒で4着には浮上しました。
古馬混合戦＆レベルの低い牝馬限定戦替わりで、相手はかなりの弱化。ここで崩れるシーンは想像しにくくて。新馬戦内容からも1700ｍなら前に行けるはずです。

他馬について。
3.ルージュミラージュ：前走は1000ｍ通過59.9秒。不良馬場とはいえ速かったようには思います。促してハナへ。さすがに捕まって2着。馬場が馬場なので価値が分かりにくいですが、勝ち馬がサンキャメロン。3着スナークメモリーに2馬身差では強調しにくい。
4.ナリタヒカリ：前走は五分に出て、中団前目へ。1000ｍ通過61.2秒なら差しの届くペース。3角でスルスルと進出。早め先頭に立って押し切りました。この時の2着ペイシャキセキはラブミーナッソーに新馬戦で完敗した馬。前々走は出遅れ。以前よりもスタートは改善してきています。相手を買うならこの馬という印象。
9.モリノアミーゴ：前走は良馬場で1000ｍ通過61.1秒で、こちらも差しの届くペース。五分に出て中団インへ。3.4角もロスんかうタイトに回り、差し切り。好騎乗が光った印象で。
10.スナークメモリー：以前短距離を使っていた馬。中距離に慣れてきた感はありますが、牝馬限定戦で恵まれて何とか入着のレベル。力のある3歳馬のいるここでは……。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。