展望：差し有利
小倉はだいぶ差しの届く馬場に。
少頭数で展開がどうなるかがカギですが、タケトンボとアロマデローサの逃げ争いが濃厚か。Hペースになりやすい2000ｍ。差し馬から。

◎4.カリーニョ
あまり評価していない馬でしたが、前走は五分に出て中団へ。1000ｍ通過59.9秒の速いペースで、3角で押して位置を押し上げていく形。楽に差し切りましたが、L2は11.8-11.4の加速＆余力ラップに。勝ち時計の1.59.3も優秀で、ちょっとこれまでとは一線を画すくらいに強い競馬でした。
一気に力を付けてきたのでしょう。
休み明けだけがカギ。

○1.ラビットアイ
世代出世レースのつばき賞で0.3秒差の4着。続くフラワーCも4着。昨秋は不振でしたが、休ませて復調してきました。
前走は微妙なスタートで後方から。Sペースになりやすい阪神芝2000ｍで1000ｍ通過は62.2秒のSペース。マクりが入ったので単なる前残りにはなりませんでしたが、後ろ過ぎて届く位置ではありませんでした。
似た位置の内にいたファミリーツリーに内から差されているのはやや不甲斐ないですが、陣営は「勝った時のようにポジションを取れれば」と述べています。
前々走は小倉芝2000ｍ。初角まで長めのコースのため、位置は取りやすいはずです。この時は格の違いを見せつける完勝で。

▲6.ファミリーツリー
この馬はHペースになりやすい福島・小倉の芝2000ｍで強い差し馬。
ここ2戦は少頭数でタケトンボの楽逃げ。どちらもタケトンボを交わせず。
3走前の阪神芝2000ｍはSペースになりやすいため、展開不向きでしたが、4着は上々です。
4走前は勝ったシルキーガールが相当な実力馬。相手が悪かった。出遅れて、シルキーガールと一緒に早めにマクる形。こちらが外の分、クビ差届きませんでしたが、そう差のない競馬はできました。シルキーガールに近い力があるなら上位。
5走前はタフな馬場で実質的にHペース。1勝クラスで常に上位のエイシンジェンマを外からねじ伏せました。
力上位で。

☆5.7.9

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。