展望：外枠差し有利

◎16.サムワンライクユー
前走は最内枠で出遅れ。リカバリーして中団へ。3.4角は内をロスなく回り、前を追いかけましたが、差が縮まらず、4馬身離れた3着まで。差が離れていた訳ではなく、今回、良馬場＆大外枠に替わります。これはプラス。チザルピーノとの4馬身差はもう少し縮まるでしょう。何なら逆転する可能性までありそう。陣営は「体調は変わりなく、鞍上は良馬場で更に良さそうと。ここも好レースを期待」と前向きです。
前々走は五分に出て、2着とは0.3秒差。
前々走から転厩した馬ですが、ようやく良馬場で走れます。4走前は1.0秒差の6着ですが、ハイレベル戦だったので、本馬も1勝クラスを突破できるであろう水準で走れています。

○11.レッドエウロス
新馬戦は2月のタフな東京ダート。L2の12.2-12.2の持続＆余力ラップは優秀でしょう。大外枠からゆっくりと出て、やや掛かり気味に先行しました。本馬は直線の手応えが絶好で、ほぼ持ったままで差し切る大楽勝。
時計はもっと詰められるはず。乗り込み量は豊富。2月以来のレースで、ここは成長面にも期待できます。2戦目の上積みも十分にあるでしょう。

他馬について。
3歳馬の評価がカギ。
2.チザルピーノは古馬勢では能力断然。前々走は好発を切り、一度は先頭へ。800ｍ通過46.6秒のHペースを早めに抜け出す形になり、差し馬に捕まって2着まで。Hペースで崩れなかったのは評価できますが、今回、内枠勢が出していくとHペースになりそう。この前々走はパフォーマンスを僅かに落としています。押さえる価値はありますが、レッドエウロスのアタマに資金を回したいところ。見送ります。
4.ファンタイムギフトは初戦で上がり35.8秒を使い、3着。出世レースになりそうだと思っていたボルトテソーロ戦ですが、結局、あまり出世レースにはならず。前走は出遅れ。ややリカバリーしていき、中団へ。800ｍ通過48.3秒のSペースの中、インをロスなく回ってきました。直線もインを突いて、最後は外のボルトテソーロに交わされて3着。このくらいの馬だと考えると、今回、絶対視できる馬ではなくて。
15.ショウナンヤッホーの前走は五分のスタートから控えて中団へ。600ｍ通過が34.6秒のHペースだったので、控えたのは正解でしょうが、1.2着馬は前の馬で決着。3着まで。1600ｍに延びる点がカギで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。