展望：外枠差し有利
先週の新潟は外回りは内枠からでも外に出せていました。物理的に外に出しにくい内回りの方が外枠有利が強く出るでしょう。
また、先週日曜は直線の向かい風が強く、先行馬が残せていましたが、土曜は風が弱く、外枠差し有利と見て。

◎12.セシリエプラージュ
フィリーズレビューで1.20.4の好時計で走った馬だけに、前走は力を出せるかだけがカギでした。プラス18キロはほぼ成長分。陣営は「長欠明けで初の１２００メートル。能力は上位なので、追走に戸惑わなければ」と述べていましたが、全く問題ありませんでした。
外めを先行。600ｍ通過33.8秒は小倉芝1200ｍとしては遅めでしたが、それにしてもL2の11.7-11.4の加速＆余力ラップは非常に優秀。
楽な手応えで3馬身差の完勝。
今回、外枠を引いた以上はまず崩れないと見て。

○10.イグニション
前走・福島中央テレビ杯はL2が11.7-11.3の加速＆余力ラップ。ハイレベル戦だったという見立てです。
五分に出て外めを先行。外枠で、3角序盤は外を回されるロス。途中から1つ内に潜り込み、直線も脚色はしっかり。0.2秒差の3着は優秀。なかなかの好メンバーが揃っていた中での好走です。ブリンカー着用の効果が絶大だったのでしょう。
ひと叩きした前々走は手応え抜群ながら伸びず。
3走前は向正面で他馬と接触。休み明けで馬体が増えていたのも響いたかもしれません。
前走では馬体も絞れました。
外枠を引いた今回も好走必至。
逃げも打てる馬のため、前に付けすぎる可能性だけが不安ですが、すぐ内のアイノセンシを見ながら運べるのは好枠です。そこまで速くはなりそうもないので、後ろすぎるよりは自在性のある方がベター。

1.エコロマーズは致命的な最内枠。
5.マイネルラッシュはイグニションの前走と同日。出遅れて後ろからになりました。600ｍ通過35.5秒は超Sペースですが、インから位置を押し上げることができた上に、ペースが遅くて馬群は団子。風も味方にインから差し切り。未勝利の身で1勝クラスを勝っていた馬で、2勝クラスに格上挑戦をして走れていた馬。昇級の壁はありませんが、こちらも内枠が……。
7.ゴールドスターは休み明けで陣営弱気。7番枠もどうか。控えて味の出るタイプではなく、前に行きたいところでしょうが、外のアイノセンシに被されそうなのが厄介。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。