まぐの予想
| 10クロワデュノール(1人気) | |
| 6マスカレードボール(4人気) | |
| 14カラマティアノス(12人気) | |
| 9ピコチャンブラック(13人気) | |
| 11ミュージアムマイル(3人気) |
【ご注意】予想の転載はお控えください
| 着順 | 印 | 馬番 | 馬名 | 人気(単勝オッズ) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 11 | ミュージアムマイル | 3人気(10.6倍) | |
| 2 | 10 | クロワデュノール | 1人気(1.5倍) | |
| 3 | 6 | マスカレードボール | 4人気(13.7倍) | |
| 4 | 5 | ジョバンニ | 7人気(23.4倍) | |
| 5 | 16 | サトノシャイニング | 2人気(8.6倍) | |
| 6 | 18 | マジックサンズ | 16人気(201.5倍) | |
| 7 | 3 | キングスコール | 9人気(40.1倍) | |
| 8 | 13 | アロヒアリイ | 11人気(56.5倍) | |
| 9 | 15 | ヴィンセンシオ | 6人気(19.8倍) | |
| 10 | 14 | カラマティアノス | 12人気(60.8倍) | |
| 11 | 2 | エリキング | 5人気(18.7倍) | |
| 12 | 4 | ジュタ | 15人気(110.1倍) | |
| 13 | 1 | ニシノエージェント | 14人気(91.1倍) | |
| 14 | 8 | ジーティーアダマン | 10人気(41.3倍) | |
| 15 | 17 | ファウストラーゼン | 8人気(39.8倍) | |
| 16 | 7 | フクノブルーレイク | 18人気(261.1倍) | |
| 17 | 12 | ドラゴンブースト | 17人気(244.6倍) | |
| 18 | 9 | ピコチャンブラック | 13人気(74.7倍) |
| 券種・買い目 | 組み合わせ・点数 |
|---|---|
| 馬連(通常) |
6−10
4,000円
|
| 馬連(通常) |
10−14
2,000円
|
| 馬連(通常) |
6−14
400円
|
| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
|
| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
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| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
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| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
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| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
|
| 3連単(フォーメーション) |
6通り 各100円
|
| 合計 | 10,000円 |
| 払い戻し金額 | 収支 |
|---|---|
| 0円 | -10,000円 |
展望:内枠差し有利
日曜の中山競馬場は直線の追い風が超強力の予報。
ディーマジェスティが勝った2016年も風が強く、追い込み決着になりました(ただ、1000m通過58.4秒のHペースだったことも追い込み有利になった要因)。
皐月賞は比較的、ペースの流れやすいG1。ただ、トライアルが道悪になったこともあり、あまりペースの流れた前哨戦が少なく、逃げ馬も少ないことからMペース程度に落ち着きそうです。
クロワデュノールの軸は堅そうですが、逆転できるポテンシャルを備えた馬を相手に狙っていきます。
◎10.クロワデュノール
新馬戦はL5を57.3秒、L4を45.4秒、L2を11.1-11.5でまとめるほぼ完璧な余力ラップで勝利。上がり差で次点に0.5秒差を付けており、力の高さは新馬戦で十分に示しています。
前走・ホープフルSは8キロ絞れて出走。好発を切り、行く馬を行かせて中団へ。ファウストラーゼンがマクったところでは、逃げ馬を除くとこの馬だけが動いて位置を押し上げています。3.4角を絶好の手応えで回ってくると、先頭のファウストラーゼンを一瞬にして交わしました。
前々走・東京スポーツ杯2歳Sは1000m通過こそ60.9秒と遅くはありませんでしたが、その後のペースアップが遅く、後半3Fだけの競馬に。明らかな前有利の展開ながらしぶとく粘る前2頭をしっかりと交わしました。着差の付かない展開だったので、勝ちきっただけで評価。また、プラス24キロで馬体に余裕があった中での勝利です。
瞬発力・持続力共に秀でており、レースっぷりも万能。どういう競馬でもできるでしょう。少し隙が見当たらず、ここは本命。
○6.マスカレードボール
前走・共同通信杯は1000m通過60.0秒とMペースで流れていますが、L5は58.0秒、L2は11.5-11.2の加速&余力ラップに。1.46.0の好時計で走っているだけに、終いの11.2秒は相当に価値が高いと考えています。
スタートを決めてインの好位で収まりが付きました。直線は内から伸びてきたカラマティアノスに出られましたが、1馬身、しっかりと差し切りました。本馬は終い11秒前後でまとめているはず。
この共同通信杯は相当にレベルが高いと考えています。
4着ネブラディスクが次走・毎日杯で3着。7着チョングクが次走・1勝クラスで4着。殿負けの9着ワンモアスマイルですら次走・1勝クラスで2着に好走しています。
前々走・ホープフルSは大外枠で後方から。ロスは防いで乗れてはいましたが、ペースアップしたところでは馬群の中で反応できず。3角で進出しようとしていましたが、上がっていけるだけの手応えもありませんでした。
3走前・アイビーSはほぼ五分に出て3番手。直線はインをロスなく回り、外に出した2着ピコチャンブラックとは対照的な競馬。インから差し切り、最後もピコチャンブラックとの差を広げていました。L5が58.1秒で、L2は11.3-11.2の加速&余力ラップ。相当にレベルが高い。
実力上位は明らかですが、鞍上の横山武史騎手が「正直、中山は合わないかなと」と述べている点が気がかり。だからといって馬券から切る訳には行かないレベルの実力馬。クロワデュノールを倒せる可能性のある数少ない一頭です。
陣営は「東京コースの方がいいのは確かだけど、右回りもこなせると思っている。ただ、馬群をこじ開けるような強さはないので、スタートを決めてある程度流れに乗るような競馬をしてほしい」と述べています。好位差しの形で。
▲14.カラマティアノス
前走・共同通信杯は初めてスタートを決めましたが、その後、ワンモアスマイルと接触して中団後ろへ。道中はインで脚をためる形。3.4角もインで、直線もインを突く形で、残り200mでは先頭へ。そこからマスカレードボールに差されてしまいましたが、L2は11.5-11.2の加速&余力ラップ。本馬も終い11.3秒でまとめている計算になります。こちらもかなりの実力馬でしょう。
前々走・こうやまき賞は出遅れて後方から。空いたインからリカバー。800m通過48.1秒の超Sペース。リカバリーは楽だったと言えますが、L2の11.0-11.3の余力ラップを差し切ったのだから価値は高い。本馬は終い11秒フラットくらいではまとめています。
前走でスタートを決めたのは好材料。一戦毎にパフォーマンスを上げています。前走はせっかくスタートを決めたというのに、他馬と衝突する不利があったので、今回、まともに出て好位置を確保できれば、チャンスは十分にあるのでは。マスカレードボールは「中山は合わない」という話なので、逆転のチャンスはあると言えるでしょう。
大駆けの可能性は十分で。
☆9.ピコチャンブラック
ホープフルSは先行するも、かなり力んで走っており、3角では早くも余力がなくなって後退してしまいました。
前走・スプリングSはスタートを決めて、二の脚が速く先団へ。50秒手前でキングスコールがマクってきたタイミングで一生に動いてハナへ。4角では手応えが良く、直線では1度は迫ってきたフクノブルーレイクを突き放す形。最後にまた詰め寄られていますが、クビ差押し切りました。馬場が悪すぎて時計的価値が分かりにくいですが、終いに13.1秒まで失速しているため、先行馬は不利だったはず。2着以下も差し・マクりタイプの馬が入線しました。折り合い面は許容内で、力さえ出せれば、このくらいやれて当然の馬です。
3走前・アイビー賞はL5が58.1秒の余力ラップ戦。こちらも力んでいましたが、何とか我慢は利いていました。スタートを決めて先頭に出ましたが、外から出してきた馬を行かせて2番手に。直線、一旦はインを狙いましたが、狭くなって外へ。内をロスなく回ったマスカレードボールに差されてしまいました。L2は11.3-11.2の加速&余力ラップ戦。1000m通過59.4秒も速めで、1.46.0の走破時計も優秀。本馬も終い止まっているどころか伸びていた訳なので、こちらも価値は高い。勝ったマスカレードボールは共同通信杯を好時計勝ち。
新馬戦はL2を11.8-11.3の大幅な加速&余力ラップでまとめて逃げ切り。小回りで直線の短い福島や小倉の中距離戦で余力ラップが出る時はこういう形が多いですが、高い加速性能を示している訳なので基本的に強い。逃げて、直線は軽く追っただけ。鞍上は後ろを振り返る余裕がありました。それでこのラップはかなりの器。
2000mで折り合い面がカギになりますが、力さえ出せれば上位の実力馬。マスカレードボールと差のない競馬をしているのもプラス。スプリングSで僅差だったことや先行脚質をやや割り引いて。
☆11.ミュージアムマイル
前走・弥生賞ディープインパクト記念はほぼ五分に出て中団へ。3角マクりのアロヒアリイに対抗する形で一緒に上がっていきました。4角では外に張ってしまい、アロヒアリイと衝突しています。これはアロヒアリイ側の不利の方が大きい。直線は前を呑み込みそうな勢いでしたが、残り200mで前と脚色が同じに。最後はアロヒアリイにも交わされて4着。物足りないのは確かですが、鞍上は「今日は馬場が重かったので、綺麗な良馬場の方がいいと思います」と述べていました。
前々走・朝日杯FSは4F通過48.0秒の超スロー。思い切り出遅れましたが他馬が避けるインから徐々に位置を押し上げていきました。直線入口ではアドマイヤズームのすぐ後ろ。アドマイヤズームに離されてしまいましたが、L2は10.9-11.0だから押し切ったアドマイヤズームを褒めるべきでしょう。この超スローで着差が開いているだけに、下位の馬とは力差が大きかったか。2着なら評価。
3走前・黄菊賞のパフォーマンスが高い。出負けして後ろからになりましたが、4角手前から位置を押し上げていく形で、3馬身差の楽勝。L5が58.3秒と余力ラップ寸前だったので価値が非常に高いと言えます。高い持続力も備えています。
前走内容は正直、物足りませんが、鞍上にジョアン・モレイラ騎手を配してきました。黄菊賞や未勝利勝ちのパフォーマンスの高さから、高速馬場の方が良いタイプ。
切るか迷いましたが、三連系のみで押さえることにします。
以下は無印の馬について。
1.ニシノエージェント
前走・京成杯は1000m通過58.3秒という異常なHペースに。
五分のスタートから後方待機。3.4角では外に出さず、馬群を縫う形で進出。直線ではもう4番手で、最後、先に抜け出していたドラゴンブーストを差し切りました。展開が向いたのは確かで、本馬の上がりも35.4秒と掛かっています。いわゆるバテ差し。
未勝利勝ちは1000m通過61.3秒のSペース。アオリましたが、行き脚は付いて6番手から。外枠でしたが、すぐインに潜り込んでおり、ロスを少なく運べました。3.4角の手応えが良く、外から差し切り。猛追してきた2着馬を封じ込めました。L2こそ11.8-11.6の加速ラップになりましたが、開幕2週目の中山でこの程度のラップでは物足りません。
前走はハマったと見るしかないか。ただ、最内枠はプラス。
2.エリキング
3戦全て余力ラップでの勝利。
前走・京都2歳Sは五分に出て中団へ。1000m通過61.9秒のSペース。3.4角で盛んに手を動かしており、反応が悪かったですが、エンジンが掛かるとしっかり伸びて差し切り。
前々走・野路菊SはL2が10.9-11.6の余力ラップ。出遅れて最後方から。徐々に動いて進出。3.4角は外目に出して抜け出しました。2着ジョバンニよりも早く動ける有利さはありました。終い差を詰められていますが、こちらも止まっておらず、危なげありませんでした。
新馬戦は重馬場でL2が11.5-11.3の加速&余力ラップ。出遅れましたが、早めに位置を押し上げて早め先頭で押し切りました。
無敗&クロワデュノールと未対戦ということで人気に推されそうですが、ここまでSペース経験しかないのはマイナス。皐月賞はペースが流れやすいので、きちんと追走できるかがカギ。また、今回は骨折で5ヶ月の休養明けです。スタートが悪い点も気がかりです。
3.キングスコール
前走・スプリングSは骨折放牧明け。
その週中、陣営は「(昨夏の)札幌より落ち着いてきました。ただ休みが長かったので、(万全に)仕上がった感じはないです。追い切って7割、8割くらい」と弱気。最終の新聞コメントでも「パワーがあって中山は合いそうですが、トモが緩く、体もボテッと見せて、さすがに久々を感じます」と非常に弱気でした。
レースは出遅れて後方から。初角である程度リカバリーして中団へ。その後、スローの中、外を回されるのを嫌ったという話で、50秒手前でマクって先団へ。4角では外からフクノブルーレイクがマクってくると抵抗できず。
それでもしぶとく、最後までバテず、3着入線。見事、優先出走権を確保しました。
新馬戦は2歳レコードで勝利。L5が58.4秒で、これは札幌競馬場としてはかなり速い数字です。スタートを決めて2番手へ。1000m手前でマクってきた馬に抵抗してハナへ。直線だけで3馬身千切っての楽勝でした。2着テリオスララが阪神JFで3着に好走しているだけに能力の高さは間違いありません。
問題はデキ。
前走のパフォーマンスでは足りないので、どこまで上向いているかがカギでしょう。陣営は「自在性がありますし、完成度の高い馬ですが、もうひとつ成長してくればと思っています。いい形でここに向かえますし、上積みも感じています。何とかいい結果を」と述べています。
中間にCWで自己ベストを更新している通り、前走よりは良いでしょうが、前走のパフォーマンスから一段階上げた程度では厳しい。陣営のトーンがもっと上がってきた時に狙いたい。
4.ジュタ
前走・弥生賞ディープインパクト記念は外のアロヒアリイとスタートで接触しましたが、不利にはならず、軽く促して先団へ。3角でミュージアムマイルとアロヒアリイがマクってきたのに反応。動いていきましたが、手応え劣勢。直線でミュージアムマイルに前に入られると、もう余力がなく、大敗。
前々走・若駒Sは5F通過63.4秒のスローペース。3.4角は内目を回り、直線も内へ。外を回したミッキーゴールドの追撃を封じての勝利。なかなかの好メンバーが揃っていたので、力はあります。また、若駒Sは加減速の多いラップでしたが、L5は58.9秒。当時の馬場を思えば、水準以上。
3走前・ホープフルSは16番枠。終始、外を回されるロスがありながらしぶとく伸びて4着。
この馬に関しては馬場が良い方がプラスですが、ホープフルSで勝負付けが済んだ感が強くて。
5.ジョバンニ
前走・若葉Sは不利な外枠から先行。1000m通過60.3秒はスローになりやすい阪神芝2000mとしては速い。4角で先頭に並びかけましたが、前のローランドバローズがしぶとく、クビ差交わしての勝利。1.59.0は優秀な勝ち時計。0.2秒差以内の4着馬までは能力が高い。ただ、クラシックでどうにかなるレベルかは疑問です。
前々走・ホープフルSは絶好の最内枠。出が悪かったですが、二の脚を利かせて中団インへ。じっくりと脚をためて、3.4角もインをロスなく回ってきました。枠にも恵まれての2着ですが、ファウストラーゼンを交わしているだけに力はあると言えるでしょう。
3走前・京都2歳Sは出遅れ。「2完歩目でのめる」ところがあったそうです。1000m通過61.9秒のSペースで、外からクラウディアイを被せる形に。Sペース故にスタミナは残っていたはずで、直線は大外からスムーズに加速できたのも良かったと言えます。L2は11.5-11.4の加速&余力ラップ。一列前のエリキングとの差が縮まりませんでしたが、終いの脚色はほぼ互角でした。
良い物差しになる馬ですが、今回、マスカレードボールとやり合ってきた組を評価。ホープフルSの2馬身差の間に複数頭がいると見ます。
7.フクノブルーレイク
◎を打った前走・スプリングSはL2が12.3-13.1と失速していることからも差し・マクり馬向きの流れ。五分に出て後方待機。キングスコールのすぐ後ろで、キングスコールが動いたタイミングで少し位置を押し上げました。3.4角では外から位置を押し上げて、直線はピコチャンブラックを交わそうかという勢い。残り200mで勢いが削がれてしまい、1度はピコチャンブラックに離されましたが、最後にしぶとく盛り返してクビ差の2着。
その前の5戦は全て余力ラップ戦。
前々走・フリージア賞はL2が11.1-11.6の余力ラップ。
五分に出て中団前目。外から脚は使っていますが、残り200mで多少甘くなり、4着に脱落しました。ですが、陣営は「仕上げ切ったという感じはなかった」と述べていました。
3走前の未勝利勝ちはL2が11.3-11.3。5F通過は62.9秒のスロー。五分に出て先団に付けましたが、その後、マクってくる馬がいたり、外を回されたりしたことでやや位置を下げました。3.4角で手応え十分に進出すると、直線は楽に差し切り。着差こそ僅かですが、鞍上は手綱を抑える余裕がありました。
「折り合いに気をつけないといけない馬」だそうで、前走も「折り合い重視で運びました」という話。
差し脚質はプラスですが、折り合いに専念することでかなり後ろになりそうな気配があります。陣営は「全体時計が速くなっても問題ないですが、上がりだけの勝負では分が悪いです。それだけに、消耗戦の流れになってくれればいいですね。道中で無駄に脚を使わないように運べればと思います」と述べています。Hペースにまではならなそうで。
8.ジーティーアダマン
前走・すみれSは600m通過が34.8秒、1000m通過が59.5秒。阪神芝2200mらしいHペースに。最内枠から離し逃げの手に出た時点で厳しい展開になったと思いますが、直線も止まらず、2着に差を詰めさせませんでした。L2は11.5-11.8ですが、ペースを思えば、相当にしぶとく粘ったと言えるでしょう。
新馬戦は陣営が「大型で緩さが残る」と話していました。逃げの手に出ましたが、力んでいた外の馬に絡まれる形に。直線では絡んできた馬を突き放して逃げ切り。
前走でパフォーマンスを大きく上げています。そのすみれSの2000m通過タイムは1.59.2。能力は高く評価していますが、直線の強い追い風はマイナス。逃げ候補ですが、逃げると向正面の向かい風をモロに食らってしまいます。
12.ドラゴンブースト
前走・京成杯は1000m通過58.3秒の異常なHペース。やや出負けしましたが、初角までに中団インへ潜り込みました。3角では内目をロスなく進出。手応えは良く、しぶとく粘るキングノジョーを競り落としましたが、更に後ろにいたニシノエージェントに捕まって2着。
前々走・朝日杯FSは800m通過48.0秒の超Sペースで内枠先行馬が恵まれた一戦。スタートが遅く、後方から。30秒過ぎに位置を押し上げていく形でしたが、この超Sペースでかなりの外を回されてしまいました。終いは止まって7着まで。不利な展開を思えばよく走れています。
前走は朝日杯の負け方を評価すべきだったと反省しましたが、京成杯の2.00.0の走破時計はペースや馬場を考えれば、物足りません。
ここでは足りないと見て。
13.アロヒアリイ
前走・弥生賞ディープインパクト記念はスタートで内外の馬と衝突して後方に。稍重で1000m通過60.9秒なら流れていますが、1000m手前でファウストラーゼンがマクったことで6.7F目が11.5-11.7と非常に速くなりました。これは差し馬向きのペース。
一旦は最後方まで下がりましたが、3角で外から一気の進出。内のミュージアムマイルも反応して一緒に上がっていきましたが、4角でミュージアムマイルが外に張ったため、接触するシーンがありました。逆手前で回ってきましたが、ミュージアムマイルを交わし、最後の脚色も一番でした。荒削りな面を見せましたが、能力は高い。陣営は「人に従順で心肺機能が高く、長距離ランナーとしての資質があります」と述べていましたが、最後まで伸び続けており、
前々走・1勝クラスは5F通過59.1秒のハイペースにもかかわらず、L2が12.4-11.5という一気の加速ラップ。出遅れて後方集団。4角の手応えは勝ち馬よりも優勢。直線で一緒に伸びてきましたが、外のゴーソーファーの切れ味が勝りました。残り200mでまだ前と3馬身ほどあったので、本馬は終い相当速い数字でまとめているはずです。2.00.8はホープフルSに入ると2着相当の好時計になります。また、この1勝クラスは、勝ち馬ゴーソーファーがフラワーC3着、3着ビーオンザカバーは山藤賞勝ち、5着エーオーキングも水仙賞を勝っており、レベルが高かったと言えます。
新馬戦は五分に出て中団から。L2の11.4-11.6を差し切り。エンジンが掛かってからの勢いが鋭く、ノーステッキで2馬身半差を付けました。この戦前、陣営は「切れ味は標準かもしれませんが心肺機能が高く、いかにも中距離向き」と述べていました。
バテるようなイメージはないですが、超高速馬場になってしまったのは割引で。
15.ヴィンセンシオ
前走・弥生賞ディープインパクト記念は1000m通過60.9秒と稍重としてはまずまず流れていましたが、ファウストラーゼンのマクりによって6.7F目が11.5-11.7と非常に速くなりました。
スタートを決めてハナへ。マクられても、来ることを想定していたかのように動じず。本馬は自分のペースを守っていました。3.4角で再び、ファウストラーゼンに迫り、1度は交わしたかに見えましたが、相手がしぶとく差し返されての2着に。
葉牡丹賞は五分に出て中団インへ。5F通過59.4秒のハイペース。1.58.8のレコードで走りながらもL2は11.7-11.6の加速ラップに。ハイペースを追いかけながら加速ラップでまとめているだけに持続力は高い。1.58.8で走った上位3頭は力があります。
新馬戦は新潟内回りの2000m。新潟内回りでL2の11.6-11.1の加速&余力ラップはかなり優秀です。直線でエンジンの掛かりが遅く、内のキャピタルリッチに先に出られてから差し切りました。
反応が悪いタイプで、前走・弥生賞ディープインパクト記念は位置取り面はともかくとして、稍重で加速性能が問われなくなったのはプラスだったと言えます。高速馬場よりも低速馬場で狙いたい。
16.サトノシャイニング
前走・きさらぎ賞は五分に出てすぐに抑えて中団へ。1000m通過が58.7秒と流れたので、控えたのは英断。残り200m過ぎに先頭に立つと、3馬身差の快勝。2着リンクスティップは桜花賞3着、3着ランスオブカオスはチャーチルダウンズCを制覇。本馬は控えたことで展開向いていますが、最後まで後続を突き放す強い競馬。
前々走・東スポ杯2歳Sは逃げの手に。掛かり気味でしたが、1000m通過は60.9秒と速くありませんでした。楽な逃げを打てたとはいえ、上がり33.5秒でまとめて安泰の2着。L5は58.3秒、L4は45.9秒、L2は10.9-11.2でした。0.1秒差でまとめていることからも能力は高い。
ただ、馬体に余裕のあったクロワデュノールに軽くひねられており、力に開きはありそうです。
17.ファウストラーゼン
3走前はチークピーシズ着用、前々走・ホープフルSからブリンカーに切り換えています。
◎を打った前走・弥生賞ディープインパクト記念はヨレるようなスタート。内の馬と接触して後方から。1000m手前からマクっていく形。稍重で1000m通過60.9秒なら速く、このマクりは不利だったという見立て。終いはさすがに12.7秒まで失速していますが、追いかけてきたヴィンセンシオの方が苦しくなっている訳なので、押し切って勝ったのは価値が非常に高い。
前々走・ホープフルSはスタート後に外から挟まれて後方からに。丁度、1000m過ぎから一気のマクり。逃げていたジュンアサヒソラが抵抗。ともに後ろを離す形に。直線で単騎先頭に立ったかと思いきや、クロワデュノールにあっさりと交わされましたが、3着に残したのは本物。かなり長く脚を使っています。持続力の高さはかなりのもの。
3走前は稍重。L4で11.5秒の最速ラップを踏み、そこから減速していくラップ。出遅れて後方になりましたが、ペースアップが早すぎたので、後方になったのは幸いだったと言えます。
スタートが改善すれば、もっと強い競馬ができるように思います。現状、マクるタイプなので、低速馬場が理想ですが、Cコース替わりで高速馬場になったのは大きなマイナス。また、直線の追い風もマイナス。向正面で動くとモロに向かい風を受けることになります。
18.マジックサンズ
前走・ホープフルSは△を打ちましたが、結果的には印を打ったことを後悔しました。というのも、母も母母も函館2歳Sの勝ち馬。スピード色が非常に強いのでしょう、五分のスタートを切りましたが、その後は酷く引っ掛かってしまい、早々に後退して惨敗。
前々走・札幌2歳Sは最終週の外差し馬場。2番枠を危惧しましたが、スタートを五分に出るとすぐに外へ出しました。3.4角はかなりの外目を進出。4角ではほぼ先頭で、インをロスなく立ち回ったアルマヴェローチェをハナ差差し切りました。外差し馬場だったとはいえ、3.4角は外過ぎて、2着アルマヴェローチェがロスなく立ち回っただけに進路不利だったはず。
札幌2歳Sも力んではいましたが、ここはまだ許容内。酷く引っ掛かってしまったホープフルSを見てしまうと、2000mでは買いにくい。競走馬はレースを覚えるにしたがって、折り合いを欠く傾向にあります。4戦目の今回、折り合い面が改善しない可能性は高い。
L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています(Lはラストの「L」になります)。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。